CAMPAIGN ANALYSIS

山崎製パン「カルピスコラボ」発売記念キャンペーン第2回、24時間で約1.2万リポスト——応募リプライも1万件超え

投稿 2026.06.07 2026.06.12 公開 Social Report編集部

累計リポスト

12,411

リプライ

10,761

インプレッション

266,811

「推しのカルピスコラボ、どれ?」——そんな問いかけに、24時間で1万件を超えるリプライが集まりました。
山崎製パンが「カルピス®」とのコラボ商品の発売を記念して実施したキャンペーンです。
リポストによる拡散も約1万2千件にのぼり、コラボ商品への期待がそのまま参加の熱量になった企画でした。

キャンペーン概要

山崎製パンは、「カルピス®」とのコラボ商品の発売を記念したXキャンペーンを展開しました。
コラボ商品は、ランチパック「カルピス®入りホイップ」をはじめ、薄皮クリームパンや蒸しケーキなど複数のラインナップで、6月1日から期間限定で全国発売されています。
今回計測したのは、複数回に分けて実施されるキャンペーンのうちの第2回にあたる告知ツイートです。

参加方法は、公式アカウント(@yamazakipan_cp)をフォローし、対象ツイートに「#カルピスコラボのヤマザキパン」をつけてリプライする、という流れです。
さらにリポストすると当選確率がアップする仕組みも用意されていました。
賞品は「えらべるPay」500円分で、キャンペーン全体(4回開催)の総計で120名に当たる内容です。

ハッシュタグ付きのリプライを軸にしつつ、リポストで確率アップという拡散の動機も重ねる——参加者の言葉と拡散の両方を引き出す設計だと読み取れます。

結果サマリー

まず成果として見たいのは、参加と拡散の規模です。
この告知ツイートは24時間でリポストを12,411件、引用を909件集め、さらにハッシュタグ付きの応募リプライも10,761件寄せられました。
リプライは「自分の言葉をそえる」ひと手間のある参加です。
それが1万件を超えたことは、コラボ商品が参加者にとって語りたくなる題材だったことを表しています。

次に、告知ツイート自体の伸びを見てみましょう。
これは成果ではなく、告知1件としてどこまで届いたかを表す指標です。
インプレッションは約27万回、いいねは4,859件、ブックマークは620件を記録しました。
リポストがいいねの約2.6倍にあたり、「眺めて終わる」よりも「参加して拡散する」という行動に結びついた告知だったことがうかがえます。

キャンペーン成果

参加・拡散の規模

リポスト総数

12,411

引用RT数

909

リプライ数

10,761

告知ツイートの反応

告知1件としての伸び

インプレッション

266,811

いいね数

4,859

ブックマーク数

620

拡散タイムライン

リポストがどのタイミングで積み上がったかを見ると、朝の立ち上がりの速さが際立ちます。
スタートからの最初の1時間で全体の約15%、6時間で約54%が積み上がり、24時間時点でほぼ全量に達しました。
ピークは6月8日8時台(JST)で、1時間に1,635件のリポストが集中しています。
拡散の内訳はリポストが大半で、引用は数百件規模でした。

朝の時間帯に山が来ているのは、朝食やパンという商品の性質ともよく馴染みます。
一日のはじまりに、コラボパンの話題が一気に広がった格好です。

リプライ(応募・感想コメント)の広がり

リポストによる拡散とは別に、ハッシュタグ付きのリプライ応募も力強く積み上がりました。
24時間で集計対象は9千件を超え、こちらも最初の1時間で約17%、6時間で約58%と、リポストよりやや速いカーブを描いています。
ピークも同じ6月8日8時台でした。

これは拡散ではなく、告知ツイートへ直接寄せられた「会話・反応の広がり」です。
リプライがリポストと同じ規模で集まったことは、このキャンペーンが「拡散して終わり」ではなく、参加者が自分の推しコラボを語る場として機能していたことを示しています。

拡散の担い手

どんな層がこの拡散を担ったのか。
傾向を把握するため、今回は青バッジ(X の有料機能の認証マーク)が付与されたアカウントを抽出して確認しました。
期間内に確認できた青バッジの拡散者は約110件で、そのうちフォロワー1,000以上の主要拡散者はサンプル99件中41件でした。

この41件の内訳を見ると、フォロワー規模では10万超が1件、1万〜10万が12件、1万未満が28件と、一部の大型アカウントを含みつつ、中小規模の発信者が幅広く拡散に加わっていました。
発信ジャンルの分布(プロフィールから推定・主要拡散者41件中)は、グルメ・フード・スイーツが41%、エンタメ・趣味が27%、ファミリー・ライフスタイルが15%、その他・一般が17%です。

カルピスコラボのパンというテーマ柄、グルメ・フード・スイーツ層が最大勢力を占めました。
ファミリー層と合わせた食への親和度の高いアカウントは全体の56%に達しており、商品との文脈的な一致が見られます。
幅広いライフスタイルの発信者が拡散に加わり、特定の属性に偏らず届いた点は、生活者層への到達という意味で肯定的に読み取れます。

フォロワー1,000以上の有料ユーザー41アカウントが拡散(最大428,698・うち1万超13件)

※ 期間内に青バッジが110件リポスト。うち99件を確認した範囲の集計です。

発信ジャンルの分布

  • グルメ・フード・スイーツ41%(17)
  • ファミリー・ライフスタイル15%(6)
  • エンタメ・趣味27%(11)
  • その他・一般17%(7)

フォロワー規模の分布

  • 10万フォロワー超1件
  • 1万〜10万フォロワー12件
  • 1万フォロワー未満28件

賞品ジャンルと親和的な発信者:約 83%

Xでの反応

寄せられた反応の中身を、名前を伏せて傾向として整理します。

もっとも多かったのは、コラボ商品そのものを楽しむ声です。
「コラボ商品、こんなにあったんだ」とラインナップの豊富さに驚く投稿や、「桃のホイップが一番気になる」と推しの一品を挙げる声が数多く見られました。
実際に食べた感想を綴る参加もあり、「カルピス入りホイップのランチパック、さわやかで美味しい」と味わいを伝える投稿も寄せられています。

「子どもたちが喜びそう」と家族での楽しみ方を想像する声もありました。
商品の豊富さと、自分の推しを語れる余地。
その両方が、参加を単なる応募で終わらせない楽しさにつながっていたと整理できます。

考察

なぜこれだけの参加と拡散が生まれたのか。
ポジティブな要因をいくつか挙げられます。

ひとつは、題材の語りやすさです。
複数のコラボ商品があることで、「どれが気になるか」「どれを食べたか」という会話が自然に生まれ、リプライへの参加ハードルが下がっていました。
ふたつめは2つの参加導線です。
ハッシュタグ付きリプライを軸にしつつ、リポストで確率アップという拡散の動機も重ねたことで、語りたい人にも手早く拡散したい人にも入り口が用意されていました。
みっつめは賞品と商品の身近さです。
電子マネー系の賞品と、誰もが親しめるパンという商品が、特定の層に偏らない幅広い参加を呼び込んでいました。

語りやすい題材・2つの参加導線・身近な賞品と商品。
この3つがかみ合ったことが、リプライと拡散がともに1万件規模に達した背景にあると読み取れます。

同様のキャンペーンを実施するなら

今回の結果から、コラボ商品の発売記念をリプライ+リポスト型キャンペーンで広めるときに参考にしたいポイントを整理します。

  • 複数商品で「推し」を語れる余地を作る:ラインナップが豊富だと「どれが気になるか」という会話が生まれ、リプライ参加が増えます。
  • リプライとリポストの両方を導線にする:語りたい参加と手早い拡散、それぞれの入り口を用意すると参加の総量が増えます。
  • ハッシュタグは商品文脈を含めて覚えやすく:「#カルピスコラボのヤマザキパン」のように具体的で文脈のあるタグは、参加者が乗りやすくなります。
  • シリーズ開催で接触機会を増やす:複数回に分けた開催は、一度の盛り上がりで終わらせず継続的な接触を生みます。
  • 朝の時間帯を狙う:参加の山は朝に立ち上がっていました。
    商品の性質に合う時間に合わせる価値があります。

一般論ではなく、今回の実データから読み取れる具体的な示唆として活かせる点です。

SocialReport でキャンペーンの反響を可視化する

リプライとリポストがいつ・どの規模で集まり、どんな層が拡散を担ったか——こうしたキャンペーンの手応えは、感覚ではなくデータで残せます。
SocialReport の X(Twitter)向け機能では、特定ツイートのリポスト・引用リポストを自動追跡できるほか、ハッシュタグやキーワードの投稿数推移を可視化できます。

あわせて、いいね・リポスト・リプライでの絞り込み、投稿者ランキング、頻出ワードのワードクラウド、ポジティブ・ネガティブ・中立の感情分析までを一画面で確認でき、約50項目から選べるPDFレポートとして自動出力することも可能です。
今回のような「推しを語る」タイプのキャンペーンで、どんな商品がどれだけ語られたかを定量的に残したい場面で、集計の手間を圧縮できます。
クレジットカード不要の無料トライアルを用意しています。

まとめ

山崎製パンのカルピスコラボキャンペーンは、複数のコラボ商品という「語れる題材」を用意することで、リプライと拡散をともに1万件規模へ広げた企画でした。
リポストがいいねの約2.6倍という比率は、告知が「眺める」より「動く」につながったことを物語っています。
参加者が自分の推しを語れる余地を作り、リプライと拡散の両方に入り口を用意すれば、キャンペーンは会話と拡散の両輪で広がる——今回のキャンペーンはそれを示す一例だと受け止めています。

※本記事のデータは 2026年06月11日14時時点で X 上の公開情報をもとに SocialReport が集計した非公式の分析です。
リポスト数などの数値は取得時点のスナップショットであり、最新の値とは異なる場合があります。
担い手・参加者の分析は、確認できたサンプルの範囲での傾向であり、全数調査ではありません。


最終更新:2026-06-11

SOCIAL REPORT

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