2026年7月3日前後から、Xで「リプライやDMの通知が届かない」「通知バッジの数字だけ残って中身が空」という報告が相次ぎました。
フォロワー対応を通知に頼っているSNS運用担当者やクリエイターが対象です。
結論から言えば、多くは設定の再確認かX側の一時障害のどちらかで、切り分けの順番さえ知っていれば数分で対応できます。
まず結論:この2つを先に切り分ける
通知が来ないと気づいたら、原因を探る前に次の2つを順番に確認してください。
ここで当たりを引けば、細かい設定をいじる必要はありません。
1. X側の障害かどうかを Downdetector で確認する。
障害監視サービスの Downdetector を開き、Xの報告グラフが急に跳ね上がっていれば、それはプラットフォーム側の不具合です。
今回の一件でも、報告のうち「アプリの問題」が58%を占めた時間帯がありました。
この場合は自分の設定は関係ないので、復旧を待つのが正解です。
設定をいじり回すと、復旧後にかえって挙動がおかしくなることもあります。
2. アプリを再起動する。
障害が出ていないなら、まずアプリを完全に終了して開き直します。
これだけで通知の詰まりが解消するケースは多く、実際に今回の不具合でも「再起動で直った」という報告が目立ちました。
この2つで直らなければ、設定側の問題を疑います。
設定を見直す:見落としやすい3か所
再起動でも直らない場合、通知設定のどこかが意図せずオフになっている可能性があります。
多い順に3か所を挙げます。
一つ目は、プッシュ通知の「対象アカウント」設定です。
設定とプライバシー → 通知 → 設定 → プッシュ通知 → @ツイートと返信 と進み、対象が「フォローしている人」などに絞られていないか確認します。
ここを「すべてのアカウント」に切り替えたらリプライ通知が戻った、という報告が繰り返し共有されています。
二つ目は、DMのパスコード設定です。
XはDMを「チャット」形式へ仕様変更しており、この移行後はパスコードを設定していないと新着メッセージの通知バッジが表示されない挙動が確認されています。
DM通知だけが来ないなら、まずここを疑ってください。
三つ目は、DM通知とポスト通知が別システムで処理されている点です。
リプライ通知は来るのにDM通知だけ来ない(またはその逆)という「片方だけ不具合」は、この構造から起こります。
グループDMの通知が個別にオフになっていないかも含めて、DMとポストの通知項目を別々に確認します。
それでも改善しないときは、スマホ本体の設定アプリからXのバックグラウンド更新を一度オフにして入れ直す、プッシュ通知の項目をオフ→オンし直す、といった「トグルの入れ直し」が効くことがあります。
どうしても直らないときの回避策
アプリ側の不具合が疑わしく、急ぎでフォロワーの反応を確認したい場合は、ブラウザ版のXを使うのが確実です。
ブラウザ版は通知の反映経路がアプリと異なるため、アプリ側の一時不具合を回避しやすいという理由があります。
復旧までの「つなぎ」として覚えておくと安心です。
なお、Xの通知トラブルは今回が初めてではありません。
2026年に入ってからは、通知の遅延・不達がおおむね1〜2か月ごとに報告されています。
DMのチャット化のような仕様変更が引き金になったケースもありました。
共通するのは、公式サポートからの即時アナウンスがないまま、ユーザー側が原因を推測して対処する、という流れです。
つまり「また起きるもの」として身構えておくのが現実的です。
通知に依存しない運用フローをつくる
ここまでは復旧のための対処ですが、SNS運用担当者にとって本質的な備えは別のところにあります。
通知が届かないこと自体を前提に、反応を取りこぼさない運用フローを持っておくことです。
具体的には、通知欄だけに頼らず、自分から定期的に検索やメンション一覧を確認する習慣をつけること。
とくにキャンペーン運用中や炎上対応の局面では、通知不達を前提にしたダブルチェック体制が欠かせません。
加えて、通知不具合が起きたときにファンへ「現在Xの通知に不具合が出ているようで、返信が遅れる場合があります」と一言発信しておくだけでも、相手の不安や誤解はかなり減らせます。
反応のやり取り(エンゲージメント)が資産であるアカウントほど、この小さな一言の積み重ねが信頼維持につながります。
SocialReport の視点から
通知に頼らずメンションや反応を拾いにいく、という運用は SocialReport の X キーワード調査と相性のよい領域です。
自社名・商品名・ハッシュタグを登録しておけば、それらを含む投稿を通知欄とは別のルートで一覧化でき、いいね・リポスト・リプライで絞り込んで確認できます。
通知が詰まっている間も、キーワードに引っかかった反応を後からまとめて追える「二枚目の網」として使えます。
一方で、SocialReport はリアルタイムの通知を置き換えるツールではありません。
個別のDMを即座に受け取る用途はXアプリ本体の役割で、SocialReport が得意とするのは、キーワード単位で反応の全体像を継続的に把握することです。
この切り分けを踏まえたうえで、通知不達のリスクヘッジとして併用する使い方が現実的だと考えています。
まとめ
Xの通知不具合は、Downdetectorで障害を確認し、アプリを再起動し、それでも直らなければ通知設定の3か所を見直す、という順番で多くが解決します。
ただ、この種のトラブルは周期的に繰り返すのが実態です。
プラットフォーム任せにせず、自分から反応を確認しにいく運用を持っておくことが、通知が落ちても慌てないための一番の備えになるのではないでしょうか。
最終更新:2026-07-13