CAMPAIGN ANALYSIS

TOKYO FM『ONE MORNING』のファミペイギフトコード企画、24時間で6,963リポスト

投稿 2026.07.21 2026.07.23 公開 Social Report編集部

累計リポスト

6,963

インプレッション

47,682

いいね

1,687

平日朝のラジオ番組が出した1本の告知が、丸一日で6,963件のリポストを集めました。
TOKYO FM/JFN『ONE MORNING』が2026年7月22日に実施した、ファミリーマート presents「あなたはどっち派?モーニングバトル」のプレゼントキャンペーンです。
賞品はファミペイギフトコード5,000円分、当選枠は2名という絞った設計です。
それでも拡散は初動から立ち上がり、締切直前にもう一度伸びました。

この記事では、公開情報から取得した拡散データをもとに、この企画がどんなリズムで広がり、どんな層が拡散の担い手になったのかを分析します。

キャンペーン概要

主催は TOKYO FM/JFN の平日朝6時から9時まで放送されている生番組『ONE MORNING』(@ONEMORNING_1)です。
「ファミリーマート presents あなたはどっち派?モーニングバトル」は、番組内で2つの選択肢を出してリスナーに投票してもらうレギュラーコーナーです。
過去には「レモンのスイーツ」が53.3%で勝利した回など、投票結果が番組公式アカウントで発表されてきました。
今回のキャンペーンは、その番組コーナーとひもづく形で走りました。

参加条件は、番組アカウントをフォローし、告知投稿をリポストするだけ。
締切は7月22日(水)23時59分でした。
賞品のファミペイギフトコードは、ファミリーマートの公式アプリ「ファミペイ」にコードを入力すると電子マネーとしてチャージされ、店頭の買い物に使えます。
コンビニで日常的に使える金券であり、特定の趣味を持つ人だけが欲しがるものではありません。
この「賞品の間口の広さ」は、後述する担い手の傾向にもあらわれています。

なお同じコーナーのキャンペーンは以前にも実施されており、2026年2月には2,000円分を5名に配る形でした。
今回は当選人数を絞って1人あたりの金額を上げた設計になっています。

結果サマリー

まず、キャンペーンとしての参加・拡散の規模です。
応募条件そのものであるリポストは6,963件、引用リポストは16件を記録しました。
当選枠2名に対してこの参加規模ですから、応募のハードルが十分に低く設計されていたことがうかがえます。

次に、告知ツイート1件としての反応です。
インプレッションは47,682回、いいねは1,687件、リプライは169件、ブックマークは118件でした。
ここで注目したいのはエンゲージメントの内訳です。
表示回数に対するいいね率は3.5%、保存率は0.2%。
一方で拡散率は14.6%に達しています。
リポスト数をいいね数で割った比率は4.13で、1.0を大きく超えました。
つまり「見て好意を示す」よりも「参加として動く」ほうが多かった投稿だということです。
プレゼント企画の告知としては、狙いどおりに行動へ転換できた形といえます。

キャンペーン成果

参加・拡散の規模

リポスト総数

6,963

引用RT数

16

告知ツイートの反応

告知1件としての伸び

インプレッション

47,682

いいね数

1,687

リプライ数

169

ブックマーク数

118

拡散タイムライン

告知が投稿されたのは7月22日の朝8時49分。
番組の放送時間帯の終盤にあたります。
最初の1時間で全体の約1%が動き、そこから一気に立ち上がりました。
10時台に701件、12時台には710件と、午前中に2つの山ができています。

その後は1時間あたり300〜400件台の水準を保ちながら推移し、6時間後の時点で全体の約40%に到達。
ここからが面白いところで、締切直前の23時台に474件へ再び跳ね上がりました。
日中に告知を見て「あとで応募しよう」と思った人が、締切を意識して戻ってきた動きと読み取れます。
日付が変わって締切を過ぎると件数は急速に落ち着き、24時間の集計窓を終えました。

拡散の内訳を見ると、確認できた範囲でリポストが6,704件、引用が15件。
自分の言葉を添える引用よりも、ワンタップで完了するリポストに参加が集中しました。
応募条件を1アクションに絞った設計が、そのまま数字に出ています。

拡散の担い手

拡散した層の傾向を把握するため、今回は青バッジ(有料機能の認証マーク)が付与されたアカウントを抽出して確認しました。
期間内に確認できた青バッジのアカウントは約119件。
そのうちサンプルとして分析できた100件から、フォロワー1,000以上の主要拡散者53件を抽出しています(懸賞専門のプロフィールは除外済みです)。

フォロワー規模を見ると、分析対象50件のうち1万〜10万フォロワー規模が15件、1万未満が35件でした。
最大でも36,205フォロワーで、数十万規模の大型アカウントに依存した広がり方ではありません。
中小規模のアカウントが横に積み上がって6,000件超に届いた、という構図です。

発信ジャンルは、賞品と主催者の性格に合わせて軸を設計しました。
分析対象50件のうち、暮らし・子育て系が26%(13件)、ラジオ・音楽・エンタメ系が20%(10件)、グルメ・食・お酒系が18%(9件)、ゲーム・アニメ・ガジェット系が12%(6件)、特定ジャンルに寄らない層が24%(12件)という分布です。

コンビニで使える電子マネーという賞品を踏まえると、この分布は前向きに読めます。
日常の食と暮らしを発信する層が合わせて44%を占め、生活圏の近い人たちに届いていること。
さらに番組ファン層にあたるラジオ・音楽・エンタメ系が20%含まれ、番組の既存リスナーが起点として機能していること。
そして特定ジャンルに寄らない一般層が24%あり、趣味クラスタの外にも自然に広がっていることです。
万人向けの賞品で狙うべき「幅広い生活者への到達」が、確認できたサンプルの範囲では実現できています。

フォロワー1,000以上の有料ユーザー53アカウントが拡散(最大36,205・うち1万超15件)

※ 期間内に青バッジが119件リポスト。うち100件を確認した範囲の集計です。

発信ジャンルの分布

  • グルメ・食・お酒18%(9)
  • 暮らし・子育て26%(13)
  • ラジオ・音楽・エンタメ20%(10)
  • ゲーム・アニメ・ガジェット12%(6)
  • その他・一般24%(12)

フォロワー規模の分布

  • 1万〜10万フォロワー15件
  • 1万フォロワー未満35件

賞品ジャンルと親和的な発信者:約 76%

Xでの反応

寄せられた投稿を見ると、単なる応募表明にとどまらない反応が目立ちました。
番組コーナーのテーマに沿って自分の「どっち派」を答える投稿、番組を日頃から聴いていることを添える投稿、企画そのものへの感謝を書き添える投稿などです。
ある参加者は自分が選んだほうを一言だけ書き、別の参加者は番組を日頃から聴いていると前置きしたうえで、その選択の理由まで書き添えていました。

応募のためのリポストでありながら、番組コーナーへの参加としても機能している。
ここがこのキャンペーンの特徴です。
ハッシュタグ「#ワンモ」を自主的に付けて投稿する人も見られ、番組との接点が応募行動の中に自然に組み込まれていました。

考察

拡散が伸びた要因は、大きく3つに整理できます。

1つ目は、応募条件の軽さです。
フォローとリポストの2ステップだけで完了し、引用やハッシュタグ投稿を求めていません。
実際に引用が15件にとどまりリポストへ参加が集中したことからも、参加者は最短経路を選んだことが分かります。
当選枠が2名でも参加が集まったのは、期待値ではなく手間の少なさが効いたためと読み取れます。

2つ目は、放送というリアルタイムの接点があったことです。
番組の放送時間帯の終盤に告知が出され、その直後の10時台・12時台に山ができました。
放送で番組に触れた人がそのまま X に流れる導線があったとうかがえます。
SNS単独の施策では作りにくい初速です。

3つ目は、締切効果です。
23時台の再上昇は、締切を明示していたからこそ生まれた動きでしょう。
「7/22(水)23:59〆切」と告知本文に書かれていたことが、日中に見送った人を最後に呼び戻しました。
初動と締切前という2つの山を持つ形は、期限付きキャンペーンの理想的なカーブに近いといえます。

賞品設計も見逃せません。
コンビニの電子マネーは、特定の趣味を持つ人以外にも価値が伝わります。
担い手の分布で特定ジャンルに寄らない層が24%を占めたことは、その間口の広さを裏づけています。

同様のキャンペーンを実施するなら

今回のデータから、参考にできるポイントを整理します。

  1. 応募条件は1アクションに絞る — フォロー+リポストの2ステップで6,963件が動きました。
    引用やハッシュタグ投稿を条件に足すほど、参加のハードルは上がります。
    拡散量を取りにいくなら条件は軽く設計する価値があります。
  2. 告知のタイミングを既存の接点に合わせる — 放送・イベント・発売日など、リアルタイムの接点の直後に告知を置くと初動が作りやすくなります。
    今回は放送時間帯の終盤に投下し、その後2時間で最初の山ができました。
  3. 締切を本文に明示する — 締切直前の23時台に474件へ再上昇しました。
    締切の明示は、見送った人を呼び戻す仕掛けとして機能します。
  4. 当選人数より賞品の使いやすさを優先する — 当選枠2名でもこの規模の参加が集まりました。
    誰にとっても価値が分かる賞品なら、当選枠を絞ることは必ずしも参加の障壁になりません。
  5. 参加の「その後」を測る設計にしておく — リポスト数だけでなく、どんな層が広げたか、どの時間帯に伸びたかまで見ておくと、次回の告知時刻や賞品選定の判断材料になります。

SocialReport でキャンペーンの反響を可視化する

この記事で見てきた「時間ごとの拡散推移」「拡散した層の傾向」は、SocialReport の X 機能で追える領域です。
リポスト(拡散)調査では、特定ツイートのリポストと引用リポストを自動で追跡でき、「リポストのみ」「引用リポストのみ」「両方」の3パターンから集計方法を選べます。
複数のリポスト調査をOR結合して、シリーズ企画の合計値を見ることもできます。

キーワード調査を併用すると、キャンペーンのハッシュタグや商品名に触れた投稿を横断で集計し、投稿数推移・投稿者ランキング・曜日×時間帯ヒートマップ・ワードクラウドまで確認できます。
今回のように「初動と締切前に山ができたか」「どの時間帯に告知すべきか」を次回に活かしたい場合、集計結果は約50項目から選べるPDFレポートとして出力できます。
クレジットカード不要の無料トライアルを用意しています。

まとめ

当選枠2名のキャンペーンが24時間で6,963リポストに届いたのは、賞品の豪華さではなく設計の軽さと接点の作り方によるものでした。
参加条件を1アクションに絞り、放送という既存の接点に告知を重ね、締切を明示する。
この3点は賞品規模に関係なく再現できます。
キャンペーンの成否を当選枠や予算だけで判断する前に、参加までの動線を見直す価値がありそうです。

※本記事のデータは 2026年07月23日16時時点で X 上の公開情報をもとに SocialReport が集計した非公式の分析です。
リポスト数などの数値は取得時点のスナップショットであり、最新の値とは異なる場合があります。
担い手・参加者の分析は、確認できたサンプルの範囲での傾向であり、全数調査ではありません。


最終更新:2026-07-23

SOCIAL REPORT

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