「この秋に行きたい紅葉スポットを教えてください」。
JR東日本(公式)が2026年10月5日に投稿したフォロー&リポストキャンペーンは、この一文をきっかけに、リポスト8,276件に加えて2,337件のコメントを集めました。

参加条件はフォローとリポストの2つだけで、コメントは任意の「当選率アップ」です。
それでも、リポストに続けて2,000件を超える声が告知投稿に寄せられました。
拡散と会話が同じ時間帯に重なって伸びた経過を、時間別のデータで追います。
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紅葉シーズンが待ち遠しい🍁
フォロー&リポストキャンペーン!
\計15名様に宿泊券などが当たる!
【参加方法】
1.@JREast_officialをフォロー
2.こちらの投稿をリポストコメントで当選率アップ!
この秋に行きたい紅葉スポットを教えてください!たくさんのご参加お待ちしております pic.twitter.com/xfaBJwwqHW
— JR東日本(公式) (@JREast_official) 2026年10月5日
キャンペーン概要
JR東日本(公式)が2026年10月5日(月)の16時41分に投稿した、紅葉シーズンに向けたプレゼント企画です。
賞品は「宿泊券など」で、当選は計15名と告知されています。
参加方法は、公式アカウント(@JREast_official)のフォローと、告知投稿のリポストの2ステップです。
加えて「コメントで当選率アップ」として、この秋に行きたい紅葉スポットを答える形のコメントを募っています。
ハッシュタグは設定されていません。
紅葉の見頃が近づき、秋の旅行先を考えはじめる時期に、「行きたい場所」を問いかける設計になっています。
旅行を賞品にしたキャンペーンで、参加者が自分の旅の予定を思い浮かべながら答えられる問いを添えている点が、この企画の特徴です。
結果サマリー
まず、キャンペーンそのものの成果です。
取得時点でリポストは8,276件、引用リポストは111件、告知投稿へのコメント(リプライ)は2,337件に達しました。
応募条件のリポストに加えて、任意のコメントも2,000件を超えています。
次に、告知投稿1件としての反応です。
インプレッション(表示回数)は1,102,209回で、いいねは2,504件、ブックマークは496件でした。
リポストはいいねの約3.3倍にのぼり、「見て反応する」だけでなく「参加する」行動につながった投稿だったことが読み取れます。
表示回数に対するリポストの割合(拡散率)は約0.8%です。
キャンペーン成果
参加・拡散の規模リポスト総数
8,276件
引用RT数
111件
リプライ数
2,337件
告知ツイートの反応
告知1件としての伸びインプレッション
1,102,209回
いいね数
2,504件
ブックマーク数
496件
拡散タイムライン
投稿から24時間の集計では、リポスト6,605件と引用87件、計6,692件の拡散を確認しました。
投稿直後の約20分で265件が集まり、直後の17時台に1時間あたり794件のピークを記録しています。
勢いはそのまま夜まで続きました。
18時台から23時台まで1時間あたり約450〜680件の水準を保ち、投稿から6時間で24時間分の約53%に到達しています。
平日の夕方から夜にかけて、帰宅時間帯にタイムラインを見る人へ順に届いていった流れがうかがえます。
深夜に一度落ち着いたあと、翌朝6時台から8時台にかけて、再び1時間あたり160〜190件まで戻っています。
夜に見逃した人が翌朝に参加する、二つ目の波が生まれていました。
引用は全体の約1%と少数ですが、確認できた引用の多くが紅葉スポットの名前を添えた投稿で、コメントと同じ役割を果たしています。
リプライ(応募・応援コメント)の広がり
告知投稿へのコメントは、リポストとほぼ同じ形で伸びました。
24時間の集計窓では1,863件で、ピークは同じく17時台の1時間242件です。
投稿から6時間で集計窓の約56%に達し、翌朝にも小さな山があります。
リポストとコメントの山が同じ時間帯に重なっているのは、参加者がリポストとコメントをひと続きの行動として行っていたためだとうかがえます。
任意のコメントがリポスト数の3割近くまで積み上がった点は、問いかけが参加のハードルを上げず、むしろ書き込みたくなる入口になっていたことを示しています。
拡散の担い手
拡散者の傾向を把握するため、今回は青バッジ(有料機能の認証マーク)が付与されたアカウントを抽出して確認しました。
集計期間内に青バッジでリポストしたアカウントは約74件で、そのうち確認できた73件を分析しています。
懸賞を主目的とするプロフィールを除き、フォロワー1,000以上のアカウントは30件でした。
フォロワー規模は、1万〜10万フォロワーが9件、1万フォロワー未満が21件です。
大きな発信力を持つ一部のアカウントに頼るのではなく、中小規模のアカウントが厚く参加していたことがわかります。
発信ジャンルは、賞品が宿泊券であることに合わせて、旅行と、それに重なる関心で分類しました。
確認できた主要拡散者30件のうち、旅行・おでかけを発信している層が8件(27%)で、単独のジャンルとしては最も多くなっています。
グルメ・お取り寄せの層が4件(13%)、家族・暮らしの層が3件(10%)で、旅行と重なりやすい関心を持つ層を合わせると半数(15件)になりました。
残る半数は、ゲーム・アニメや美容など、特定の旅行関心に偏らない一般の生活者層です。
宿泊券という誰にとっても使いやすい賞品が、旅行好きの層にとどまらず幅広い層へ自然に届いたことがうかがえます。
フォロワー1,000以上の有料ユーザー30アカウントが拡散(最大92,622・うち1万超9件)
※ 期間内に青バッジが74件リポスト。うち73件を確認した範囲の集計です。
発信ジャンルの分布
フォロワー規模の分布
- 1万〜10万フォロワー9件
- 1万フォロワー未満21件
賞品ジャンルと親和的な発信者:約 50%
Xでの反応
引用リポストで寄せられた声を見ると、多くが問いかけにそのまま答える形でした。
日光や中禅寺湖、草津温泉といった東日本の紅葉の名所に加え、京都や宮島、北海道の温泉地を挙げる投稿もありました。
ある参加者は、紅葉と一緒に温泉や地元のグルメも楽しみたいと、旅の計画ごと書き込んでいます。
また別の参加者は、昔憧れていた東京にいま子どもが憧れていて、宿泊できたら親子の夢を一緒に叶えたいと投稿していました。
紅葉スポットの答えにとどまらず、旅への思いまで語られていたのが印象的です。
考察
この企画がリポストとコメントの両方を集めた理由は、問いかけの選び方にあると考えます。
「行きたい紅葉スポット」は誰もが一言で答えられ、しかも答える過程で自分の秋の予定を思い浮かべる問いです。
賞品の宿泊券と問いの中身が同じ方向を向いているため、コメントを書くことがそのまま「当たったらここへ行きたい」という意思表示になっています。
データにも、その一体感が表れています。
リポストとコメントのピークが同じ17時台に重なり、どちらも6時間で半分強に達していました。
参加者がリポストとコメントを別々の行動ではなく、ひと続きの参加として行っていたことがうかがえます。
投稿のタイミングも、拡散の流れに合っていました。
平日16時台の投稿で、帰宅時間帯の夕方から夜に勢いを保ち、翌朝にもう一度の波を作っています。
さらに、担い手の半数が旅行や暮らしに関心を持つ層、残る半数が一般の生活者層だったことは、交通事業者の旅行企画として、関心の高い層と幅広い層の両方へ届いたことを示しています。
同様のキャンペーンを実施するなら
今回の結果から、旅行や体験を賞品にしたキャンペーンで参考にできるポイントを整理しました。
- 応募条件は2ステップのまま、任意のひと言を添える:必須はフォローとリポストだけにし、コメントは「当選率アップ」として任意にすることで、参加のしやすさを保ったまま2,337件の声を集めています
- 問いかけは賞品と同じ方向を向ける:宿泊券に「行きたい紅葉スポット」を組み合わせると、答える行為そのものが賞品への期待になります
- 夕方の投稿で夜と翌朝の2つの波を取る:16時台の投稿で、17時台のピーク後も夜まで勢いが続き、翌朝にも参加が戻っています
- 集まったコメントを次の企画の材料にする:どの地域の名前が多く挙がったかは、次の旅行企画や沿線の観光発信を考えるときの手がかりになります
SocialReport でキャンペーンの反響を可視化する
今回のような1投稿のリポスト拡散は、SocialReport の X リポスト調査で継続して追跡できます。
リポストと引用リポストを自動で集め、拡散タイムライン、拡散したアカウントの影響力ランキング、引用リポストのポジネガ分布までを一画面で確認できます。
コメントで寄せられた声を読み解くには、X のキーワード調査が役立ちます。
投稿一覧のフリーワード検索やワードクラウドで、どの紅葉スポットや地域名が多く挙がったかを把握できます。
集計結果は約40項目から選べるカスタムレポートとして PDF に出力でき、パスワード付きの共有 URL で社内やクライアントへ共有できます。
クレジットカード不要で、登録から1週間の無料お試しを用意しています。
登録直後の状態でも、サンプル調査の分析画面をそのまま確認できます。
まとめ
JR東日本(公式)の紅葉キャンペーンは、リポスト8,276件とコメント2,337件という、拡散と会話の両方の反響を生みました。
効いていたのは、宿泊券という賞品と「行きたい紅葉スポット」という問いが同じ方向を向いていたことです。
任意のひと言を、参加者が自分の旅を語りたくなる問いにすることで、拡散の数字だけでは見えない参加者の声まで集められることを示した事例だといえます。
※本記事のデータは 2026年10月08日14時時点で X 上の公開情報をもとに SocialReport が集計した非公式の分析です。
リポスト数などの数値は取得時点のスナップショットであり、最新の値とは異なる場合があります。
担い手・参加者の分析は、確認できたサンプルの範囲での傾向であり、全数調査ではありません。
最終更新:2026-10-08