CAMPAIGN ANALYSIS

サントリー「#帰れば金麦」リポストキャンペーン、公開初日で1.7万リポストの反響

投稿 2026.06.03 2026.06.10 公開 Social Report編集部

累計リポスト

18,978

インプレッション

155,163

いいね

3,835

サントリーが2026年6月、新CM公開にあわせて「#帰れば金麦」のリポストキャンペーンを開始しました。
フォロー&リポストで抽選100名に金麦350ml×6缶が当たる、という王道の設計です。

注目したいのは、その立ち上がりの速さです。
公開からわずか6時間で、リポストは約9,600件に到達。
最初の24時間では1万7千件を超える拡散を記録しました。
データを追うと、ヒットしたキャンペーンに共通する「きれいな拡散曲線」がくっきりと現れていました。

キャンペーン概要

実施したのはサントリー公式アカウント(@suntory)。
新CM「#帰れば金麦の夏」の公開タイミングに合わせ、フォロー&リポストで応募できる形式です。
賞品は夏の味の金麦350ml×6缶を抽選で100名に。
応募締切は6月8日(月)23:59までと、約5日間の短期集中型として設計されています。

結果サマリー

まずキャンペーンの成果から見ていきます。
リポストは公開後も伸び続け、集計時点でリポスト総数は18,978件、引用も27件が加わりました。
最初の24時間だけでも1万7千件超の拡散が集中しています。

次に告知ツイート自体の反応です。
インプレッションは約15.5万回、いいねは3,835件、ブックマークやリプライも着実に集まり、告知1件としても高い注目を集めています。
短時間でこれだけの反響が積み上がる立ち上がりは、キャンペーン設計とCMコンテンツがうまく噛み合った好例といえます。

キャンペーン成果

参加・拡散の規模

リポスト総数

18,978

引用RT数

27

告知ツイートの反応

告知1件としての伸び

インプレッション

155,163

いいね数

3,835

リプライ数

80

ブックマーク数

49

拡散タイムライン

時間別の動きを見ると、拡散のピークは公開直後の1時間で、3,189件のリポストが集中しました。
最初の1時間だけで初日の2割近くが生まれた計算です。

その後は時間とともになだらかに減衰していきますが、興味深いのは正午前後にもう一度盛り上がっている点です。
ランチタイムにあたる12時台に1,546件と、再び勢いが戻っています。
生活者がスマホを開く時間帯と、キャンペーンの可視性がうまく重なったことがうかがえます。

拡散の担い手

どんな層がこの拡散を支えたのでしょうか。
拡散者の傾向を把握するため、今回は青バッジ(有料機能の認証マーク)が付与されたアカウントを抽出して確認しました。
フォロワー1,000以上の主要な担い手は42アカウント。
期間内に青バッジは合わせて109件リポストし、そのうち100件を分析した結果です。

発信ジャンルの内訳を見ると、グルメ・お酒層が10アカウント(24%)、ファミリー・ライフスタイル層が11アカウント(26%)、エンタメ・趣味層が11アカウント(26%)で、賞品のビール(金麦)との親和性が高い3ジャンル合計で76%を占めました。
残り10アカウント(24%)はいずれの軸にも収まりにくい一般層です。
フォロワー規模では、1万を超える発信者も17アカウント(最大約3.6万フォロワー)が含まれました。
夏のビールという日常的なシーンが、食・家族・趣味と幅広い文脈の発信者に自然に届いたことがうかがえます。

フォロワー1,000以上の有料ユーザー42アカウントが拡散(最大36,040・うち1万超17件)

※ 期間内に青バッジが109件リポスト。うち100件を確認した範囲の集計です。

発信ジャンルの分布

  • グルメ・お酒24%(10)
  • ファミリー・ライフスタイル26%(11)
  • エンタメ・趣味26%(11)
  • その他・一般24%(10)

フォロワー規模の分布

  • 1万〜10万フォロワー17件
  • 1万フォロワー未満25件

賞品ジャンルと親和的な発信者:約 76%

Xでの反応

参加者の投稿からは、CMの世界観に共感する前向きな声が目立ちました。
「ビール片手に花火を見たい」「夏の情景がそのまま浮かぶ」といった、CMが描く夏のシーンを自分の言葉に重ねる投稿が多く見られます。
夏の情景とビールを結びつけたCMのメッセージが、そのまま参加者の言葉になって広がっている様子がうかがえます。

また「いつもお世話になっています」「これからも応援しています」と、ブランドへの親しみや感謝を添えた声も多く寄せられていました。
キャンペーンが単なる応募行動を超えて、ブランドとの接点になっていることが読み取れます。

考察

このキャンペーンが立ち上がりで成功した要因は、大きく3つに整理できます。

ひとつは、公開直後の初速です。
CM公開という明確なフックと同時に走らせたことで、最初の1時間に拡散が集中しました。
ふたつめは、ランチタイムの二次ピーク。
一度の投稿で終わらせず、生活者の行動リズムに沿って自然に再拡散が起きています。
そして3つめは、賞品とブランド体験の一致です。
「夏に金麦を飲む」という体験そのものが賞品になっているため、参加と共感が地続きになっています。

数字の裏にあるこうした構造を読み解くことが、次の施策の精度を上げる第一歩になります。

同様のキャンペーンを実施するなら

このキャンペーンの成功要因から、同様の企画を実施する際に押さえたいポイントを整理します。

  • CM・新商品の公開と同時に走らせる:明確なフックと告知を重ねることで、最初の1時間の強い初速が生まれる
  • 参加条件は1アクションに絞る:フォロー&リポストのみのシンプルさが、迷わせずに拡散を後押しする
  • 生活者の行動リズムを意識する:ランチタイムなど多くの人がスマホを開く時間帯に、二次ピークが生まれやすい
  • 賞品とブランド体験を一致させる:「夏に金麦を飲む」体験そのものを賞品にすると、参加と共感が地続きになる

SocialReportでキャンペーンの反響を可視化する

今回のような拡散の動きは、感覚ではなくデータで捉えることで初めて再現可能になります。
SocialReportのX(Twitter)キーワード調査では、ハッシュタグやキャンペーンに関する投稿数推移・KPI集計・ポジネガ感情分析を自動で可視化できます。
投稿一覧をいいねやリポストでフィルタしたり、投稿者のフォロワー数を分析したりすることで、「どんな層が・いつ・どう広げたか」を具体的に把握できます。

キャンペーンの効果を次に活かすために、拡散のピークや参加者の反応を客観的なデータとして残しておくことをおすすめします。

まとめ

サントリー「#帰れば金麦」キャンペーンは、公開初日で1万7千件を超えるリポストという力強い立ち上がりを見せました。
初速の集中とランチタイムの二次ピーク、そして賞品とブランド体験の一致が、その背景にあります。
拡散をデータで読み解くことが、再現性のあるキャンペーン設計につながります。

※本記事のデータは 2026年06月09日 時点で X 上の公開情報をもとに SocialReport が集計した非公式の分析です。
リポスト数などの数値は取得時点のスナップショットであり、最新の値とは異なる場合があります。
担い手の分析は、確認できたサンプル(青バッジ100件)の範囲での傾向であり、全数調査ではありません。


最終更新:2026-06-09

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