CAMPAIGN ANALYSIS

au PAYの梅雨キャンペーン、リポスト2.2万件+ハッシュタグ投稿1.2万件——拡散とUGCの2段構え

投稿 2026.06.04 2026.06.10 公開 Social Report編集部

累計リポスト

22,290

インプレッション

368,609

いいね

5,237

梅雨入りのタイミングで、au PAYが「その場で当たる運だめし」と「あなたの傘の色を教えて」を組み合わせたキャンペーンを実施しました。
テーマは「#auPAYで梅雨を乗り切ろう」。

フォロー&リポストで気軽に応募できる拡散の仕掛けと、ハッシュタグを付けて自分の傘を投稿してもらうUGCの仕掛け。
この2段構えがどう機能したのか、データで追いかけてみました。

キャンペーン概要

実施したのは、KDDIが提供するコード決済サービス「au PAY」公式(@au_PAY_official)。
賞品はその場で当たるau PAY ギフトカード1,000円分です。

参加の入り口は2つ。
ひとつは「フォロー&リポストで運だめし」という、迷わず参加できる拡散の導線。
もうひとつは、ハッシュタグ「#auPAYで梅雨を乗り切ろう」を付けて自分の傘の色を投稿してもらう、参加型(UGC)の導線です。
梅雨という季節テーマに乗せることで、応募が自然なコミュニケーションになる設計になっています。

結果サマリー

まずキャンペーンの成果から。
公開からの24時間で、リポストは累計2.2万件に到達し、これに加えてハッシュタグを付けたUGC投稿も1.2万件生まれました。
拡散だけでなく、参加者が自分の言葉で語る投稿まで1万件以上積み上がったのが、このキャンペーン最大の特徴です。

一方、告知ツイート自体の反応も見事でした。
インプレッションは36万回、いいねは5,237件、リプライは1万件超、ブックマークも集まり、1投稿として高い注目を集めています。
リポストといいねの比率は4.25——「見る」より「動く」人の割合が高い、行動喚起型の反応でした。

キャンペーン成果

参加・拡散の規模

リポスト総数

22,290

引用RT数

918

UGC投稿数

11,632

告知ツイートの反応

告知1件としての伸び

インプレッション

368,609

いいね数

5,237

リプライ数

10,770

ブックマーク数

330

拡散タイムライン

まず拡散(リポスト)の動きです。
公開直後の1時間にピークが訪れ、最大で1時間あたり3,619件のリポストが集中しました。
その後もなだらかに伸び続け、24時間で2万件超に到達。
運だめし型の手軽さが、初速の強さを生んでいます。

UGC(ハッシュタグ投稿)の広がり

注目したいのが、拡散と並行して積み上がった「UGCトラック」です。
ハッシュタグを付けた投稿は最初の1時間で全体の約18%、6時間でおよそ6割に達し、24時間で11,632件に到達しました。

リポストが「考えずに広げる」スピード型だとすれば、UGCは参加者が自分の傘について一言添える、じっくり型の参加です。
拡散とUGC、性質の異なる2つの動きが同時に走ったことで、量と深さの両方を獲得しています。

拡散の担い手

拡散を担ったアカウントを、青バッジ(X有料プランユーザー)に絞って見てみました。
確認できた範囲で、フォロワー1,000以上の主要な拡散者は33アカウント。
うち1万フォロワー超が6アカウント、最大で約2.9万フォロワーでした(期間内に青バッジでリポストしたアカウントは約215件、うち100件を確認)。

発信ジャンルの分布を見ると、グルメ・ライフスタイル系が36%(12件)でトップ、次いでゲーム・エンタメ系が21%(7件)、ファミリー・子育て系が9%(3件)と続き、残り27%(9件)は特定ジャンルに絞れない幅広い生活者層でした(33件中、ジャンル親和あり73%)。
QR決済という日常生活に密着した賞品らしく、外食・旅行・お取り寄せなどの生活者から、ゲームやアニメのエンタメ系、子育てファミリーまで、特定層に偏ることなく幅広い生活者層に自然に届いたことが読み取れます。

フォロワー1,000以上の有料ユーザー33アカウントが拡散(最大28,567・うち1万超6件)

※ 期間内に青バッジが215件リポスト。うち100件を確認した範囲の集計です。

発信ジャンルの分布

  • グルメ・ライフスタイル36%(12)
  • ゲーム・エンタメ21%(7)
  • ファミリー・子育て9%(3)
  • お得・ポイ活3%(1)
  • 美容・健康3%(1)
  • その他・一般27%(9)

フォロワー規模の分布

  • 1万〜10万フォロワー6件
  • 1万フォロワー未満27件

賞品ジャンルと親和的な発信者:約 73%

Xでの反応

UGCトラックには、梅雨という身近なテーマならではの、肩の力が抜けた投稿が並びました。
梅雨入りのニュースに合わせて、お気に入りの傘とともに気分を投稿する声や、傘の色をひと言添えるだけのシンプルな参加も目立ちました。
何気ない日常のひとコマがブランドとの接点になる、お題の設計が参加のハードルを下げています。
こうした投稿の積み重ねが1万件超のUGCにつながりました。

考察

このキャンペーンが量と深さを両立できた要因は、3つに整理できます。

ひとつは、2段構えの設計です。
運だめし(リポスト)で間口を広げつつ、ハッシュタグ投稿(UGC)で参加者を一歩踏み込ませる。
性質の異なる2つの導線が、拡散とエンゲージメントを同時に押し上げました。
ふたつめは、季節テーマとの結びつき。
「梅雨」「傘の色」という誰もが語れるお題が、UGC投稿のハードルを下げています。
そして3つめが、賞品の普遍性。
万人に刺さるギフトカードが、幅広い層の参加を引き出しました。

拡散の数字だけを見ていると、UGCという「深さ」の成果は見えてきません。
2つのトラックを分けて測ることで、はじめてキャンペーンの全体像が描けます。

同様のキャンペーンを実施するなら

このキャンペーンの成功要因から、同様の企画を実施する際に押さえたいポイントを整理します。

  • 拡散とUGCの2段構えにする:運だめしで間口を広げ、ハッシュタグ投稿で深いエンゲージメントを得る
  • 誰もが語れるテーマを入り口にする:「傘の色」のように考え込まずに答えられるお題がUGCのハードルを下げる
  • 賞品は層を選ばないものを:幅広い参加を狙うなら、万人に刺さる賞品が相性が良い
  • 拡散とUGCは分けて計測する:リポスト数だけでなく投稿数も追うことで、施策の「量」と「深さ」が見える

SocialReportでキャンペーンの反響を可視化する

2段構えのキャンペーンは、効果も2つの軸で見る必要があります。
SocialReportのX(Twitter)キーワード調査では、ハッシュタグの投稿数推移はもちろん、ポジネガの感情分析で参加者の気持ちを、投稿者ランキング(フォロワー数分析)で「どんな人が拡散・参加したか」を把握できます。
拡散の数字とUGCの中身を別々に可視化することが、季節企画を毎年育てる土台になります。

まとめ

au PAYの「#auPAYで梅雨を乗り切ろう」は、運だめし(リポスト)とハッシュタグ投稿(UGC)の2段構えで、リポスト2.2万件・UGC投稿1.2万件という量と深さを両立しました。
万人に刺さる賞品と季節テーマが、幅広い層の参加を引き出しています。
拡散とUGCを分けて読み解くことが、次の企画の精度を高めます。

※本レポートのデータは2026年06月05日時点の非公式集計です。
X APIの仕様変更や集計タイミングにより実際の数値と異なる場合があります。


最終更新:2026-06-05

SOCIAL REPORT

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