CAMPAIGN ANALYSIS

アイリスオーヤマの応募リプライ企画に集まった約37,918件の声——告知ツイートは4,410万インプレッションの広がり

投稿 2026.06.09 2026.06.12 公開 Social Report編集部

累計リポスト

13,122

リプライ

37,918

インプレッション

44,102,578

「お茶を飲んで、ひと言そえて応募する」。
たったそれだけの参加に、24時間で約37,918件のリプライが集まりました。
アイリスオーヤマが2026年6月9日に実施した「綠(りょく)の日」記念キャンペーンです。
リポストのように1タップで終わるのではなく、参加者ひとりひとりが自分の言葉をそえてリプライする——その手間のある参加が、これだけの数に積み上がりました。

キャンペーン概要

アイリスオーヤマは、緑茶飲料「アイリスのお茶 綠(りょく)」の発売1周年を記念して、6月9日を自社の「綠(りょく)の日」として制定しました。
吉沢亮さん出演のCMでも知られるブランドで、その記念日を告知するキャンペーンとして今回の企画が実施されています。

参加方法は、公式アカウント(@irisohyama_info)をフォローしたうえで、ハッシュタグ「#6月9日はアイリスのお茶綠の日」をつけて告知ツイートにリプライする、という流れです。
つまり参加者が告知に応募リプライを返すことで成立する「参加投稿型」のキャンペーンになります。
賞品は、抽選で合計3万名に「綠」と「焙じ茶」のセット、さらに10名には1年分の「綠」が当たる構成で、毎日参加するたびに当選確率が上がる仕組みも用意されていました。

ノンカフェインや健康志向の高まりを背景に、アイリスオーヤマが緑茶飲料という新しい領域へ踏み出した1年の節目を、記念日とCMと懸賞でまとめて打ち出した——そう読み取れる設計です。

結果サマリー

まず成果として見たいのは、参加そのものの数です。
24時間で約37,918件の応募リプライが寄せられました。
リプライは「フォローして、ハッシュタグをつけて、ひと言そえる」という、リポストよりもひと手間多い行為です。
それだけの手間を約3万8千回も超えてもらえたという事実は、参加者がこのお茶や記念日に対して自分から反応してくれた数として受け止められます。

一方で、告知ツイート自体の伸びも見ておきましょう。
こちらはキャンペーンの「成果」ではなく、告知1件としてどこまで届いたかを表す到達の指標です。
告知ツイートのインプレッションは約4,410万回に達し、いいねは12,570件、リポストは13,122件を集めました。
リポストがいいねを上回り、リポスト/いいね比は1.04。
眺めて終わるのではなく、拡散という行動につながりやすい告知だったことがうかがえます。

キャンペーン成果

参加・拡散の規模

リポスト総数

13,122

引用RT数

5,212

UGC投稿数

38,637

リプライ数

37,918

告知ツイートの反応

告知1件としての伸び

インプレッション

44,102,578

いいね数

12,570

ブックマーク数

1,032

参加の広がり

応募リプライがどのタイミングで生まれたかを追うと、立ち上がりの速さが見えてきます。
スタートからの最初の1時間で全体の約4%、6時間で約39%が積み上がり、計測終了の24時間時点でほぼ全量に達しました。
ピークは6月9日18時台(JST)で、1時間に3,776件の参加が集中しています。

夕方に山が来ているのは、仕事や学校を終えて一息つく時間帯と重なります。
お茶という題材の生活感ともよく馴染む立ち上がり方だと読み取れます。

寄せられた声

このキャンペーンのいちばんの見どころは、寄せられたリプライの中身です。
名前は伏せたうえで、どんな声が多かったのかを傾向として整理してみます。

目立ったのは、商品そのものへの好意をそのまま言葉にした参加です。
「『綠』を飲んでほっこりします」といった日常の一場面を綴る声や、「綠と焙じ茶、2種類が楽しみ」と賞品のラインナップに期待を寄せる声が数多く見られました。
新TVCMに触れて「新CMありがとうございます」と反応する参加もあり、CMと記念日と懸賞がひとつの流れとして受け止められていた様子がうかがえます。

なかには「お茶は毎日飲むから、毎日が綠の日と言っても過言ではない」と記念日のネーミングに乗って遊んでみせる声もありました。
賞品の当たりやすさや1年分という規模に「太っ腹」と素直に反応する参加も見られ、全体として、お茶という身近な題材だからこそ気負わず一言そえられた——そんな空気感の参加が中心だったと整理できます。

考察

なぜこれだけの応募リプライが集まったのか。
ポジティブな要因をいくつか挙げられます。

ひとつは、参加の入り口が分かりやすかったことです。
「お茶を飲む」「綠の日」というテーマは誰にとっても身近で、何を書けばいいか迷いにくい題材でした。
ふたつめは賞品設計です。
合計3万名という当選枠の広さは「自分にも当たるかも」という期待を持ちやすく、1年分という大きな枠が話題性を後押ししました。
みっつめは、毎日参加で当選確率が上がる仕組みです。
一度きりではなく繰り返し参加する動機が生まれ、24時間にわたって参加が途切れにくい流れを作っていたと読み取れます。

題材の親しみやすさ・賞品の魅力・継続参加の設計。
この3つがかみ合ったことが、手間のあるリプライ参加をこれだけ集めた背景にあると考えられます。

同様のキャンペーンを実施するなら

今回の結果から、参加投稿型(リプライ応募型)の企画を組むときに参考にしたいポイントを整理します。

  • 参加のお題を身近なテーマにする:「お茶を飲む」のように、誰でも一言そえられる題材は参加のハードルを大きく下げます。
  • 当選枠は「自分にも当たりそう」と思える広さに:合計3万名という規模感が、リプライというひと手間を越える後押しになりました。
  • 継続参加の動機を用意する:毎日参加で確率が上がる設計は、参加を1回で終わらせず24時間持続させる効果が見られました。
  • ハッシュタグは短く・記念日と紐づける:「綠の日」のように覚えやすく文脈のあるタグは、参加者が自分の言葉で乗りやすくなります。
  • CMや新商品など他施策と束ねる:告知が4,410万インプレッションまで届いた背景には、CM・記念日制定との同時展開がありました。

一般論ではなく、今回の実データから読み取れる具体的な示唆として活かせる点です。

SocialReport で参加の広がりを可視化する

応募リプライやハッシュタグ投稿でどれだけの参加が・どんな熱量で集まったかは、キャンペーンの手応えそのものです。
SocialReport の X(Twitter)向け機能では、指定したハッシュタグやキーワードの投稿数推移を自動でトラッキングし、いいね・リポスト・リプライでの絞り込みや投稿者ランキング、頻出ワードのワードクラウド、ポジティブ・ネガティブ・中立の感情分析までを一画面で確認できます。

今回のような「どんな声が・いつ・どれだけ寄せられたか」を、Excelへ手作業で転記する代わりに集計し、約50項目から選べるPDFレポートとして自動出力することも可能です。
参加投稿型キャンペーンの振り返りを定量的に残したい場面で、集計の手間を圧縮できます。
クレジットカード不要の無料トライアルを用意しています。

まとめ

リプライは、リポストよりもひと手間多い参加です。
その手間を約3万8千回も越えてもらえたことは、アイリスオーヤマの「綠の日」という記念日が、参加者にとって自分から一言そえたくなるテーマだったことを物語っています。
身近な題材・当たりやすい賞品・継続参加の設計をかみ合わせれば、参加投稿型でもこれだけの声を集められる——今回のキャンペーンはそれを示す一例だと受け止めています。

※本記事のデータは 2026年06月11日12時時点で X 上の公開情報をもとに SocialReport が集計した非公式の分析です。
参加数などの数値は取得時点のスナップショットであり、最新の値とは異なる場合があります。
寄せられた声の分析は、確認できた範囲での傾向であり、全数調査ではありません。


最終更新:2026-06-11

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