ピザーラが父の日に合わせて実施した「#父の日はピザーラ」キャンペーンが、告知から24時間でリポスト5,944件を集め、あわせて「お父さんへの想い」を綴ったリプライ投稿も多数寄せられました。
リポストによる拡散と、ハッシュタグを付けた参加投稿を組み合わせた二段構えの設計が特徴です。
本記事では、その広がり方と参加した層の傾向を取得できたデータから読み解きます。

\ #父の日はピザーラ 🍕/
父の日キャンペーン開催‼6/15(月)〜6/17(水)毎日8:00〜20:00
開始から88分間は\当選確率UP🔥/
参加方法👇
① @pizzala_jp をフォロー
② この投稿をリポスト
③ #父の日はピザーラ をつけて
お父さんへの想いをリプライ💬毎日30名様に… pic.twitter.com/JQs0TzwucY
— ピザーラ (@pizzala_jp) 2026年6月14日
キャンペーン概要
このキャンペーンは6月15日(月)から17日(水)まで、毎日8時から20時の時間帯で開催されました。
参加方法は、公式アカウント(@pizzala_jp)をフォローし、対象の投稿をリポストしたうえで、「#父の日はピザーラ」を付けてお父さんへの想いをリプライするという流れです。
毎日30名に賞品が当たり、各日の開始から88分間は当選確率がアップする仕掛けも用意されていました。
「88分」という数字は、父の日(パパ)の語呂と重なる遊び心のある設定です。
お父さんへの想いを言葉にしてもらうという参加導線は、単なる拡散にとどまらず、家族の食卓を囲むブランドらしいテーマの作り方だといえます。
リポストで広げてもらいつつ、参加者自身の言葉も引き出す——この二段構えが今回の設計の核になっています。
結果サマリー
まずキャンペーンの成果を見ます。
告知から24時間で、リポストは5,944件、引用リポストは236件に達しました。
これに加えて、「#父の日はピザーラ」を付けた参加投稿(ハッシュタグ投稿)が約4,961件、告知ツイートへ寄せられたリプライが約4,476件観測されています。
なお、この参加投稿とリプライは「ハッシュタグを付けてリプライする」という同じ参加アクションを、ハッシュタグ側とリプライ側の2つの角度から数えたものです。
拡散と参加投稿という、性質の異なる2種類の盛り上がりが同時に生まれた点が、このキャンペーンの厚みを物語っています。
次に告知ツイート自体の伸びです。
インプレッション(表示回数)は102,309回、いいねは1,771件、ブックマークは147件でした。
いいね1,771件に対してリポストが5,944件と、リポストがいいねの約3.4倍に達しています。
眺めるだけでなく行動に移った人が多い、行動喚起型のキャンペーンだったことがうかがえます。
キャンペーン成果
参加・拡散の規模リポスト総数
5,944件
引用RT数
236件
UGC投稿数
4,961件
リプライ数
4,476件
告知ツイートの反応
告知1件としての伸びインプレッション
102,309回
いいね数
1,771件
ブックマーク数
147件
拡散タイムライン
リポストの立ち上がりは非常に速く、告知から最初の1時間で全体の約24%が積み上がりました。
6時間後にはおよそ64%に到達し、初動に大きく寄っているのが特徴です。
最も集中したのは6月15日の8時台で、1時間あたり約1,480件を記録しました。
開始直後の88分間に当選確率がアップする仕掛けが、この鋭い初速を後押ししたと読み取れます。
「早く参加するほど有利」というインセンティブが、告知開始の朝の時間帯に参加を一気に引き寄せた形です。
瞬発力のある盛り上がり方は、毎日リセットされる短時間集中型のキャンペーンと相性のよい結果だといえます。
参加投稿(#父の日はピザーラ)の広がり
リポストによる拡散と並行して、参加者自身が「#父の日はピザーラ」を付けて投稿した数は約4,961件にのぼりました。
こちらも初動が速く、最初の1時間で約28%、6時間で約70%が積み上がっています。
ピークはリポストと同じく6月15日の8時台で、1時間あたり約1,396件でした。
拡散(リポスト)だけでなく、お父さんへの想いを自分の言葉で綴る投稿がこれだけ生まれたことは、参加者がキャンペーンのテーマに乗ってくれた証だと受け止められます。
ブランド側が一方的に告知するのではなく、参加者の言葉がタイムラインに積み上がっていく——この共創の動きが、二段構え設計のねらい通りに機能していました。
リプライ(お父さんへの想い)の広がり
告知ツイートへ寄せられたリプライは約4,476件を数えました。
最初の1時間で約29%、6時間で約69%と、こちらも朝の時間帯に集中しています。
リプライは元の投稿に対する直接の返信なので、拡散とは別の「会話・反応の広がり」として捉えられます。
お父さんへのメッセージという、誰もが書きやすいテーマを設定したことで、コメントのハードルが下がったと考えられます。
拡散の数字だけでは見えない、参加者一人ひとりの言葉が積み上がっていく様子に、このキャンペーンのあたたかさが表れています。
拡散の担い手
どのような層が拡散に参加したのかを把握するため、今回は青バッジ(Xの有料機能の認証マーク)が付与されたアカウントを抽出して確認しました。
青バッジの有無は拡散者の傾向をつかむための一つの手がかりで、これだけで利用者の熱量を断定するものではありませんが、層の輪郭を見るのに役立ちます。
期間内に青バッジ付きでリポストしたアカウントは約99件で、このうち確認できたサンプル96件を分析対象としました。
フォロワー1,000以上の主要な拡散者は39件(懸賞専用と読み取れるプロフィールは除外済み)。
フォロワー規模では、39件中1件が10万フォロワー超、12件が1万〜10万フォロワー規模、26件が1万フォロワー未満で、数万単位の発信力を持つアカウントも複数含まれていました。
発信ジャンルの傾向を、確認できた主要拡散者39件の範囲で見てみます。
最も多かったのは特定ジャンルに偏らない「その他・一般」層で約33%(39件中13件)、次いで料理・育児・お出かけを発信する「暮らし・ファミリー」層が約28%(同11件)でした。
さらにゲーム・アニメ・エンタメ系が約20%(同8件)、グルメ・食・お取り寄せ系が約17%(同7件)と続きます。
父の日に家族で過ごす食卓というテーマに照らすと、「暮らし・ファミリー」と「グルメ・食」を合わせた食卓・家族志向の層が約45%(同18件)を占めており、テーマと親和性の高い層に届いていたことが読み取れます。
同時に「その他・一般」層も3割を超えており、特定の趣味に偏らない幅広い生活者へ自然に広がっていた点も見逃せません。
フォロワー1,000以上の有料ユーザー39アカウントが拡散(最大428,629・うち1万超13件)
※ 期間内に青バッジが99件リポスト。うち96件を確認した範囲の集計です。
発信ジャンルの分布
フォロワー規模の分布
- 10万フォロワー超1件
- 1万〜10万フォロワー12件
- 1万フォロワー未満26件
賞品ジャンルと親和的な発信者:約 67%
Xでの反応
参加導線が「お父さんへの想いをリプライする」というものだったため、参加投稿には父への感謝や父の日にまつわる一言を添えたコメントが多く寄せられました。
賞品の獲得を狙うだけでなく、テーマに沿って自分の言葉を重ねる参加の形が広がっていたことがうかがえます。
こうしたあたたかい声が積み上がること自体が、ブランドへの好意的な接点として機能していました。
考察
このキャンペーンが拡散と参加投稿の両面で盛り上がった要因は、3つに整理できます。
1つ目は、開始88分間の当選確率アップという時間設計です。
初動1時間で約24%が動いた鋭い立ち上がりは、この「早く動くほど有利」という仕掛けが効いた結果と見られます。
2つ目は、参加テーマの普遍性です。
「お父さんへの想い」は誰もが書ける題材で、約4,961件の参加投稿という共創を生みました。
賞品の獲得だけが目的ではない、感情を伴う参加を引き出せたことが、リプライ4,400件超という数字に表れています。
3つ目は、テーマと参加層の一致です。
担い手の約45%が食卓・家族志向の層で、父の日に家族で過ごすというテーマが刺さりやすい人たちに届いていました。
テーマ・賞品・参加者の三者が噛み合っていたことが、二段構えの設計を成立させたといえます。
同様のキャンペーンを実施するなら
今回の結果から、リポストと参加投稿を組み合わせた二段構えの企画を設計する際に押さえたいポイントを整理します。
- 拡散と参加投稿の役割を分ける:リポストで「広げてもらう」、ハッシュタグ投稿で「語ってもらう」と動線を分けると、量と熱量の両方を取りにいける。
- 参加テーマは誰もが書けるものにする:「お父さんへの想い」のように、特別な準備なしに書ける題材にすると参加投稿が伸びやすい。
- 時間インセンティブで初速を作る:開始直後の当選確率アップは、朝の時間帯に参加を集中させる効果が見込める。
- 賞品を参加層に重ねる:家族で楽しむ賞品は、家族・食卓志向の層に届きやすい。
賞品テーマと狙う層をそろえると親和性が高まる。
これらの効果を測るには、リポストの拡散量と、ハッシュタグ投稿・リプライの推移を分けて追える計測の仕組みがあると、施策の振り返りがしやすくなります。
SocialReport でキャンペーンの反響を可視化する
今回のように、リポストによる拡散とハッシュタグ投稿の両方を追いかける作業は、SocialReportが対応している領域です。
リポスト(拡散)調査では、対象ツイートのリポスト・引用リポストを自動で追跡し、「リポストのみ/引用リポストのみ/両方」の3パターンから集計対象を選べます。
あわせてキーワード調査を使えば、「#父の日はピザーラ」のようなハッシュタグの投稿数推移や、投稿者のフォロワー規模、ポジティブ・ネガティブの感情傾向、頻出ワードのワードクラウドまで集計でき、約50項目から選べるPDFレポートとして自動出力できます。
拡散と参加投稿という性質の違う2つの動きを、それぞれの切り口で一画面にまとめられます。
クレジットカード不要の無料トライアルを用意しています。
まとめ
ピザーラの「#父の日はピザーラ」キャンペーンは、リポストによる拡散と、お父さんへの想いを綴る参加投稿という二段構えが噛み合い、24時間でリポスト5,944件・参加投稿約4,961件という反響につながりました。
賞品テーマと参加層が重なり、時間設計が初速を後押しした、設計と結果の整合した事例として受け止められます。
※本記事のデータは 2026年06月16日12時時点で X 上の公開情報をもとに SocialReport が集計した非公式の分析です。
リポスト数などの数値は取得時点のスナップショットであり、最新の値とは異なる場合があります。
担い手・参加者の分析は、確認できたサンプルの範囲での傾向であり、全数調査ではありません。
最終更新:2026-06-16