CAMPAIGN ANALYSIS

一番くじ「ナルミヤキャラクターズ」Xキャンペーン分析:24時間で1,899件の拡散と337件のハッシュタグ投稿

投稿 2026.08.02 2026.08.04 公開 Social Report編集部

累計リポスト

1,787

インプレッション

223,703

いいね

759

2026年8月3日の朝、一番くじ(BANDAI SPIRITS)が「ナルミヤキャラクターズ ~あの頃のときめきメモリーズ~」のXキャンペーンを告知しました。
最初の24時間で1,899件の拡散が発生し、それとは別に337件のハッシュタグ投稿が生まれています。
平成期のキャラクターを題材にした企画が、リポストと自作投稿の二本立てでどう動いたのかを、時間別のデータで追いました。

キャンペーン概要

対象は8月8日から順次発売される「一番くじ ナルミヤキャラクターズ ~あの頃のときめきメモリーズ~」です。
1回730円(税込)で、A賞からI賞にラストワン賞を加えた全10等級。
ファミリーマート・書店・ホビーショップ・一番くじ公式ショップなどで取り扱われます。

題材は、1990年代から2000年代前半に小学校高学年から中学生の女子を中心に広がったナルミヤ・インターナショナルのキャラクターたちです。
メゾピアノの「ベリエちゃん」、エンジェルブルーの「ナカムラくん」といった顔ぶれで、A賞のホールケーキ小物入れ、B賞・C賞のマスコットチャームなど、当時のデザインの記憶を呼び起こすラインナップが並びます。
近年の平成レトロの盛り上がりと、当時の購買層がいま可処分所得を持つ大人になっているという二つの流れが重なるタイミングでの企画です。

Xキャンペーンの応募期間は8月17日(月)23時59分まで。
応募方法は、@ichibanKUJI をフォローしたうえで、告知投稿をリポストするか、ハッシュタグ「#一番くじに平成のナルミヤキャラクターズ大集結」を付けて投稿するかのいずれかです。
ここが今回の設計上のポイントで、参加のしかたが2通り用意されています

結果サマリー

まずキャンペーン成果、つまり参加・拡散の規模から見ていきます。
告知投稿のリポストは1,787件、引用リポストは171件に達しました。
加えて、ハッシュタグを付けた自作投稿が337件生まれています。
リポストという最も手軽な参加と、自分の言葉やイラストを添える参加の両方が動いた形です。

告知投稿自体の反応も見ておきます。
インプレッションは223,703回、いいねは759件、リプライは170件、ブックマークは148件でした。
見られた回数に対する拡散率は0.8%、いいね率は0.3%です。
注目したいのはリポストといいねの比率で、今回は2.35倍。
いいねより拡散のほうが多いという状態は、投稿を見た人が「気に入った」で止まらず「行動した」ことを示す一つの目安になります。

キャンペーン成果

参加・拡散の規模

リポスト総数

1,787

引用RT数

171

UGC投稿数

337

告知ツイートの反応

告知1件としての伸び

インプレッション

223,703

いいね数

759

リプライ数

170

ブックマーク数

148

拡散タイムライン

告知は日本時間の8月3日8時30分ごろに投稿されました。
最初の30分ほどで117件が動き、続く9時台には253件のピークを記録しています。
通勤・通学の時間帯にそのまま乗った立ち上がりです。

その後は緩やかに減衰しながらも継続し、6時間で全体の約55%が積み上がりました。
種類別に見ると、この期間の拡散は約9割がリポスト、残りの約1割が引用リポストという構成です。
なお、KPIカードのリポスト数は取得時点での累計値なので、告知直後の24時間を切り出したこのグラフの集計とは少し差が出ます。
逆にいえば、拡散のほとんどが最初の1日に集中したことになります。

引用リポストが約1割を占めている点も見逃せません。
単にボタンを押すだけでなく、ひとこと添えて回した人が一定数いたということです。

UGC(ハッシュタグ投稿)の広がり

今回はもう一本のトラックがあります。
ハッシュタグを付けて自分で投稿する応募方法です。
こちらは24時間強で337件が投稿されました。

動き方は拡散トラックとよく似ています。
最初の1時間で全体の約8%、6時間で約59%が投稿され、ピークは同じく9時台の49件でした。
拡散と自作投稿が同じ時間帯に同時に立ち上がっているわけです。
告知が届いた瞬間に、リポストで済ませる人と、画像やコメントを用意して投稿する人が並行して動いたとうかがえます。

ただし、この2つは性質が違います。
ハッシュタグ投稿は一件ごとに固有の文章や画像が生まれるため、キャンペーン終了後も検索で辿れる資産として残ります。
337件という数字は、そのまま「このキャンペーンについて語られた投稿の在庫」と読み替えることができます。

拡散の担い手

どんな層が拡散したのかを確認しました。
拡散者の傾向を把握するため、今回は青バッジ(有料機能の認証マーク)が付与されたアカウントを抽出しています。
期間内におよそ20件が母集団として確認でき、そのうち内容まで確認できたサンプル16件を分析対象としました。
フォロワー1,000以上の主要拡散者は3件です(懸賞専用のプロフィールは除外しています)。

フォロワー規模で見ると、この3件のうち1万〜10万フォロワー規模が1件、1万フォロワー未満が2件でした。
最大でおよそ3万フォロワー規模のアカウントが拡散に加わっています。

発信ジャンルは、賞品の性格に合わせて「キャラクター・アニメ・コスプレ」「イラスト・ハンドメイド系クリエイター」「その他・一般」の3軸で分類しました。
結果は、確認できた主要拡散者3件のうち2件(約67%)がキャラクター文化や創作に近い発信をしている層です。
キャラクターを愛好する側と、自分でつくって発信する側の両方に届いていることになります。
母集団が小さいため断定はできませんが、平成期のキャラクターという題材と、拡散した層の関心が重なる傾向がみられます。

フォロワー1,000以上の有料ユーザー3アカウントが拡散(最大31,834・うち1万超1件)

※ 期間内に青バッジが20件リポスト。うち16件を確認した範囲の集計です。

発信ジャンルの分布

  • キャラクター・アニメ・コスプレ33%(1)
  • イラスト・ハンドメイド系クリエイター33%(1)
  • その他・一般33%(1)

フォロワー規模の分布

  • 1万〜10万フォロワー1件
  • 1万フォロワー未満2件

賞品ジャンルと親和的な発信者:約 67%

Xでの反応

寄せられた投稿には、いくつかの傾向がありました。

最も目立ったのは、当時の記憶と結びついた声です。
子どもの頃は手が届かなかったものが、いま形を変えて戻ってきた——そうした趣旨の投稿が見られました。
商品への評価というより、当時の自分に向けた感慨に近い書き方です。

次に多かったのが、賞品の選択にまつわる反応でした。
2種類のマスコットチャームのどちらも欲しい、もらえるならこちらの色がいい、といった具体的な指名です。
ラインナップが公開済みで、賞ごとの絵柄が見えている状態だからこそ出てくる反応といえます。

そしてハッシュタグだけを添えて画像を投稿する、シンプルな参加も多く見られました。
文章を考える負荷をかけずに参加できる設計が、投稿のハードルを下げているとうかがえます。

考察

今回の結果で最も特徴的なのは、参加経路を2つ用意したことが数字の上でも二層構造として現れた点です。

多くのキャンペーンは「フォロー&リポスト」の一本道で設計されます。
参加のハードルが最も低く、拡散数を最大化しやすいからです。
今回はそこに「ハッシュタグを付けて投稿」を並列で置きました。
結果、リポストで1,787件、ハッシュタグ投稿で337件と、それぞれ別のトラックで数字が積み上がっています。
片方を選んでもらう設計にしたことで、どちらか一方しかしなかった層も取りこぼさずに参加へつなげられたと読み取れます。

時間の使い方も効いています。
朝8時30分という投稿タイミングは、通勤・通学中にスマートフォンを開く時間帯と重なります。
実際、ピークは投稿直後の9時台で、拡散もUGCも同じ山を描きました。
二つのトラックのピークが揃っているということは、告知が届いた瞬間に参加判断まで完了しているということです。
応募条件が読んですぐ理解できる短さだったことが、この即応性を支えていると考えられます。

題材の力も無視できません。
平成期のキャラクターは、当時を知る世代にとって説明が不要です。
「ナカムラくん」「ベリエちゃん」という固有名詞がそのまま記憶のトリガーになり、投稿を見た数秒で参加動機が立ち上がります。
リポストといいねの比率が2.35倍という行動喚起型の数字は、この説明不要性と無関係ではないでしょう。

同様のキャンペーンを実施するなら

今回のデータから、同様の企画を設計する際に参考にできる点を整理します。

  1. 参加経路は「絞る」だけでなく「並べる」選択肢もある — リポストとハッシュタグ投稿を並列にしたことで、拡散1,787件とUGC337件が別トラックで積み上がりました。
    ただし応募条件の文章自体は短く保つことが前提です。
  2. 告知は生活動線の時間帯に置く — 朝8時30分の投稿で、拡散・UGCともに9時台にピークが立ちました。
    ピークが揃うかどうかは、告知タイミングが読者の可処分時間と噛み合っているかの目安になります。
  3. ラインナップを先に見せておく — 賞ごとの絵柄が公開済みだったため、「どれが欲しいか」という具体的な指名が反応として集まりました。
    参加の動機を、抽選への期待から商品の選択へ引き寄せる効果が期待できます。
  4. 説明の要らない題材を選ぶ — 対象層にとって固有名詞だけで文脈が通じる題材は、告知文を短くできます。
    短い告知文は参加判断までの時間を縮めます。
  5. UGCは「数」ではなく「残る資産」として評価する — 337件のハッシュタグ投稿は、拡散数と同じ物差しで測るものではありません。
    一件ごとに固有の文章と画像が伴うため、施策が終わったあとも検索で辿れる形で残り続けます。

SocialReport でキャンペーンの反響を可視化する

今回のような2トラック構成のキャンペーンは、SocialReport のX機能が直接対応している領域です。
リポスト(拡散)調査では特定ツイートのリポストと引用リポストを自動で追跡でき、「リポストのみ/引用のみ/両方」の3パターンから集計対象を選べます。
ハッシュタグ側はキーワード調査でカバーでき、投稿数推移・投稿者ランキング・曜日×時間帯ヒートマップ・ワードクラウドまでを一画面で確認できます。

今回の記事で見たような「拡散の山とUGCの山が揃っているか」という比較も、2本の調査を並べれば実測値で追えます。
集計結果は約50項目から選べるPDFレポートとして出力できるため、社内共有や振り返り資料の作成にかかる工数もそのまま圧縮できます。
クレジットカード不要の無料トライアルを用意しています。

まとめ

参加のしかたを2通り用意したこのキャンペーンは、拡散とUGCという性質の違う数字を同時に立ち上げました。
参加経路を増やすと導線が分散して数字が薄まる、という懸念は今回のデータからは見て取れません。
むしろ、告知文の短さと題材の説明不要性が保たれていれば、経路を並べることは取りこぼしを減らす方向に働くと読み取れます。

※本記事のデータは 2026年08月04日11時時点で X 上の公開情報をもとに SocialReport が集計した非公式の分析です。
リポスト数などの数値は取得時点のスナップショットであり、最新の値とは異なる場合があります。
担い手・参加者の分析は、確認できたサンプルの範囲での傾向であり、全数調査ではありません。


最終更新:2026-08-04

SOCIAL REPORT

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