2026年8月3日にホール導入が始まったパチスロ新機種「スマスロ ストリートファイター6」。
その導入を記念してフィールズ株式会社【公式】が実施したフォロー&リポストキャンペーンは、告知から24時間で7,669件の拡散を集めました。

目を引くのは賞品よりも設計のほうです。
告知には「合計リポスト数が増えると当選者数も増える」という一文が添えられており、参加者の拡散が自分の当選確率だけでなく、全体の当選枠にも効く形になっています。
拡散データを24時間分たどると、この設計が時間帯の動きにどう表れたかが見えてきました。
#スマスロストリートファイター6 導入記念
フォロー&リポストで
1000円分のQUOカードが当たる!
さらに合計リポスト数が増えると当選者数も増える🏆🔥Wチャンス🔥@enterrise_corp をWフォローで
熱いバトルを涼しくさせるハンディファン🌀
が当たる!①@Fields_Fan をフォロー
②本投稿を08/10… pic.twitter.com/8i7DXK0IfW— フィールズ株式会社【公式】 (@Fields_Fan) 2026年8月4日
キャンペーン概要
実施したのはフィールズ株式会社【公式】(@Fields_Fan)です。
参加条件は、①同アカウントをフォローする、②対象の投稿をリポストする、という2ステップ。
賞品は1,000円分のQUOカードです。
さらに「Wチャンス」として、@enterrise_corp を追加でフォローするとハンディファンの抽選対象になる二段構えが用意されていました。
題材となった「スマスロ ストリートファイター6」は、カプコンの格闘ゲーム『ストリートファイター6』を原作とする遊技機で、レオスターが製造、フィールズが総発売元を務めます。
純増約6.0枚/G の「ファイターズバトル」と疑似ボーナスでコインを増やすタイプで、上位状態「LEGEND」は勝率88%以上と案内されており、業界メディアが導入前から相次いで取り上げていました。
Wチャンスのフォロー先である @enterrise_corp は、本機の公式情報を自社サイトで発信しているエンターライズのアカウントです。
総発売元と機種側、2つの企業アカウントにフォローを分散させる導線になっていました。
告知のタイミングも押さえておきたいところです。
導入日(8月3日)から2日後にあたり、ホールで実機に触れた人が増え、機種名の検索や会話が自然に立ち上がる時期に重なっていました。
結果サマリー
まずキャンペーンの成果から見ていきます。
取得時点でリポスト総数は7,938件、引用は6件を記録しました。
参加のほぼすべてがリポストという、拡散型キャンペーンとして素直な形です。
告知ツイート1件としての伸びも安定しています。
インプレッションは47,484回、いいねは1,727件、リプライは25件、ブックマークは84件でした。
ここで注目したいのがエンゲージメントの内訳です。
見られた回数に対する拡散率は16.7%。
いいね率3.6%と比べると、リポスト数はいいね数の4.6倍に達しています。
この比率が1.0を超えるのは、感心して終わるのではなく行動まで進んだ投稿の特徴で、応募条件がリポストそのものであるキャンペーンらしい数字が出ました。
キャンペーン成果
参加・拡散の規模リポスト総数
7,938件
引用RT数
6件
告知ツイートの反応
告知1件としての伸びインプレッション
47,484回
いいね数
1,727件
リプライ数
25件
ブックマーク数
84件
拡散タイムライン
告知が投稿されたのは8月5日0時03分(JST)。
深夜帯のスタートにもかかわらず、最初の1時間で1,142件が積み上がり、これが24時間を通じたピークになりました。
全体の約15%が最初の1時間に集中した計算です。
その後2時台から4時台にかけていったん落ち着きますが、注目したいのはこの時間帯でも毎時187件から253件が積み上がり続けている点です。
深夜でも動きが止まりませんでした。
そして朝の通勤時間帯に再び上昇し、7時台には527件/時と第二の山を形成します。
6時間経過時点での到達は全体の約34%。
残りの3分の2が、その後の18時間にわたって緩やかに積み上がっていきました。
夜に向けて再度動きが強まったのも特徴です。
22時台278件、23時台298件と、24時間の締めくくりに向けて数字が持ち直しています。
丸一日を通して底が浅く、特定の時間帯だけに依存しない拡散カーブを描きました。
内訳を見ると、24時間の集計対象7,669件のうち引用は6件。
参加の主軸はリポストに置かれ、応募動線が迷いなく1本に絞られていたことがうかがえます。
拡散の担い手
どんな層が拡散したのかを見ていきます。
拡散者の傾向を把握するため、今回は青バッジ(有料機能の認証マーク)が付与されたアカウントを抽出して確認しました。
期間内に確認できた青バッジのアカウントは約117件で、そのうちサンプルとして100件を分析対象としています。
さらにフォロワー1,000以上の主要拡散者に絞ると45件が残りました(懸賞専用と読み取れるプロフィールは除外しています)。
フォロワー規模の分布は、この主要拡散者45件のうち10万フォロワー超が1件、1万〜10万フォロワーが12件、1万フォロワー未満が32件でした。
最大規模のアカウントは427,902フォロワー。
少数の大型アカウントが牽引しつつ、実際の件数を支えたのは中小規模の層という構図です。
発信ジャンルは、賞品と機種のテーマに合わせて「パチンコ・パチスロ」「ゲーム・アニメ」「グルメ・美容・ライフスタイル」「その他・一般」の4軸で分類しました。
同じ45件のサンプルで見ると、パチンコ・パチスロ系が7件(15.6%)、ゲーム・アニメ系が11件(24.4%)、グルメ・美容・ライフスタイル系が10件(22.2%)、特定ジャンルに寄らない一般層が17件(37.8%)という分布になりました。
ここが今回のキャンペーンで最も興味深い部分です。
遊技機そのものに関心を持つ層とゲーム・アニメ層を合わせると18件、確認できた主要拡散者の40.0%が、機種のテーマと親和的なジャンルから拡散していたことになります。
原作ゲームのIPを持つ機種ならではの広がり方と読み取れます。
同時に、特定ジャンルに寄らない一般層が最も大きい37.8%を占めた点も見逃せません。
1,000円分のQUOカードという誰にとっても使いやすい賞品が、遊技機ファンの外側にある生活者層まで自然に届けた結果とうかがえます。
いずれも確認できたサンプルの範囲での傾向であり、全数調査ではない点は添えておきます。
フォロワー1,000以上の有料ユーザー45アカウントが拡散(最大427,902・うち1万超13件)
※ 期間内に青バッジが117件リポスト。うち100件を確認した範囲の集計です。
発信ジャンルの分布
フォロワー規模の分布
- 10万フォロワー超1件
- 1万〜10万フォロワー12件
- 1万フォロワー未満32件
賞品ジャンルと親和的な発信者:約 62%
Xでの反応
引用による反応は6件確認できました。
件数としては、参加の主軸がリポストに置かれていたことを裏づける数字です。
内容を見ると、機種名のハッシュタグだけを添えた短い投稿が目立ちました。
応募のついでに機種名が広がる形になっています。
Wチャンスに触れた声も複数ありました。
ある参加者は「両方フォローした」と報告したうえで、別の人気シリーズ機種への好みを挙げつつ本機にも関心を示していました。
別の参加者も2アカウントのフォローを済ませたことを書き添えており、追加フォローという一手間が負担ではなく参加報告のネタとして受け止められていた様子がうかがえます。
純粋に当選を願う短い投稿も見られました。
考察
このキャンペーンが24時間にわたって動き続けた理由は、参加者に「拡散する理由」がもう一つ用意されていた点にあると見ています。
通常のフォロー&リポストでは、参加者にとっての利得は自分の当選確率だけです。
他人が参加すればするほど、自分の当選確率はむしろ下がります。
ところが今回は「合計リポスト数が増えると当選者数も増える」という条件が加わることで、参加者同士が競合ではなく協力の関係に置き換わりました。
拡散率16.7%、リポスト数がいいね数の4.6倍という数字は、この構造が参加行動に効いたことを示す傍証として読み取れます。
タイミングの設計も効いています。
深夜0時台という静かな時間帯から始まって初動1時間で1,142件を集められたのは、8月3日の導入直後という機種への関心が高まっている時期に告知が置かれていたからでしょう。
深夜帯でも毎時187件を下回らず、朝7時台に527件/時の第二の山が立ったカーブは、初動の瞬発力と持続性の両方が確保できていたことを示しています。
担い手の分布も、この機種ならではの結果でした。
遊技機層とゲーム・アニメ層を合わせて40.0%という親和率は、原作IPを持つ機種が2つのファン層に同時に届くことを裏づけます。
加えて一般層が37.8%を占めたことで、遊技機というジャンルの外側にも到達できました。
テーマ性のある企画に万人向けの賞品を組み合わせたことが、この二重の広がりにつながったと考えられます。
同様のキャンペーンを実施するなら
今回の結果から、同じような拡散型キャンペーンを設計する際に参考にできるポイントを整理します。
- 当選枠を拡散数に連動させる:参加者同士を競合ではなく協力の関係に置き換える設計です。
今回はリポスト数がいいね数の4.6倍という行動喚起型の数字につながりました - 応募動線は1アクションに絞り、追加は任意にする:必須はフォローとリポストの2ステップ、Wチャンスは任意という段階設計が、参加のハードルを上げずに導線を2つに広げていました
- 賞品はテーマ性と汎用性の二階建てで組む:機種テーマと親和する層に40.0%、特定ジャンルに寄らない一般層に37.8%と、両方に届いた分布が生まれています
- 告知は関心のピークに合わせる:導入直後というタイミングが、深夜スタートでも初動1時間1,142件という結果を支えました
- 24時間の「底」の深さを見る:ピーク値だけでなく、最も静かな時間帯に何件積み上がったかが持続性の指標になります
SocialReport でキャンペーンの反響を可視化する
今回の記事で見てきたような拡散の追跡は、SocialReport が X 向けに提供している「リポスト(拡散)調査」で対応している領域です。
特定のツイートに対する RT・引用 RT を自動で追跡でき、「RT のみ/引用 RT のみ/両方」の3パターンから集計方法を選べます。
複数のリポスト調査を OR 結合して集計することもできるため、シリーズもののキャンペーンをまとめて追う使い方もできます。
キャンペーン名や機種名がどれだけ会話に乗ったかを見たい場合は、キーワード調査のほうが向いています。
AND/OR 条件でキーワードを登録すると、投稿数推移・投稿者ランキング・曜日×時間帯ヒートマップ・ワードクラウドまでを一画面で確認でき、カスタムレポートとして PDF 出力もできます。
今回のように「初動1時間で何%が動いたか」「どの時間帯に第二の山が立ったか」を毎回手作業で集計している場合、そのまま置き換えられる部分が大きいはずです。
クレジットカード不要の無料トライアルを用意しています。
まとめ
拡散数に応じて当選枠が増える設計は、参加者にとっての意味を「自分が当たるかどうか」から「みんなで枠を広げられるかどうか」に変えます。
今回の24時間で見えたのは、その一文が初動と持続の両方に効くという事実でした。
賞品の金額を上げる前に、参加者が拡散したくなる理由を条件文の中に組み込めないか。
キャンペーン設計を見直すとき、まず検討する価値のある論点だと受け止めています。
※本記事のデータは 2026年08月06日11時時点で X 上の公開情報をもとに SocialReport が集計した非公式の分析です。
リポスト数などの数値は取得時点のスナップショットであり、最新の値とは異なる場合があります。
担い手・参加者の分析は、確認できたサンプルの範囲での傾向であり、全数調査ではありません。
最終更新:2026-08-06