CAMPAIGN ANALYSIS

わさビーフ×サッポロ SORACHI 1984、24時間で7,972リポスト ハッシュタグ投稿も5,299件

投稿 2026.09.01 2026.09.03 公開 Social Report編集部

累計リポスト

7,972

リプライ

5,225

インプレッション

149,268

山芳製菓とサッポロビールの「#秋も相性ほぼ100パーセント」が、24時間で7,972件のリポストを集めました。
フォロー&リポスト型を企画する担当者に向けた分析です。
参加が3つの方向に伸びた構造を、時系列のデータから読み解きます。

キャンペーン概要

わさビーフでおなじみの山芳製菓(@yamayoshiseika)と、サッポロビール(@SapporoBeer)が共同で実施したフォロー&リポストキャンペーンです。
賞品は「わさビーフ」1箱(12袋入)と「サッポロ SORACHI 1984」350ml×12本のセットで、抽選で5名に贈られます。
応募条件は両アカウントのフォローと、告知投稿のリポストです。

企画の軸は「北海道」に置かれています。
告知では北海道産じゃがいもの季節到来が呼びかけられており、組み合わされた SORACHI 1984 も、北海道で生まれたホップを冠したビールです。
使われているホップ「ソラチエース」は1984年に北海道・上富良野で生まれ、サッポロビールが初めて品種登録したホップにあたります。
ヒノキやレモングラスを思わせる香りが特徴で、アルコール度数は5.5%。
1987年発売のわさビーフとの組み合わせは、菓子とビールというカテゴリの違いを超えて、産地の物語で一本につながる設計になっています。

結果サマリー

まず参加・拡散の規模です。
リポストは7,972件、引用リポストは257件を数えました。
これに加えて、ハッシュタグ「#秋も相性ほぼ100パーセント」を付けた投稿が5,299件、告知投稿へのリプライが5,225件集まっています。
拡散・自作投稿・コメントという3方向に参加が広がった点が、この企画の特徴です。

告知投稿そのものの反応も見ておきます。
インプレッションは149,268回、いいねは2,994件、ブックマークは387件でした。
見られた回数に対する割合で言うと、いいねが2.0%、ブックマークが0.3%、リポストが5.3%です。
目を引くのはリポストといいねの比率で、2.66倍とリポストが上回りました。
この値が1.0を超えるのは、閲覧者が「反応する」よりも「拡散する」方向に動いたことを示します。
応募条件がリポストである以上は自然な結果ですが、比率の大きさは行動喚起が効いた度合いの目安になります。

キャンペーン成果

参加・拡散の規模

リポスト総数

7,972

引用RT数

257

UGC投稿数

5,299

リプライ数

5,225

告知ツイートの反応

告知1件としての伸び

インプレッション

149,268

いいね数

2,994

ブックマーク数

387

拡散タイムライン

集計対象とした24時間で、リポストと引用を合わせて8,021件が投稿されました。
内訳はリポストが7,768件、引用が253件です。

立ち上がりは速く、最初の1時間で全体の約17%が投稿されています。
6時間の時点で約55%に達し、半分以上が初日の午前中までに積み上がりました。
ピークは9月2日8時台で、1時間あたり1,362件を記録しています。
24時間の平均が1時間あたり約334件ですから、その4倍にあたる山が朝に立った計算です。

引用が253件と全体の3%程度にとどまった点も、参加のしかたを読む材料になります。
ひとことを添えるより、そのまま拡散する参加が大半を占めました。
応募のハードルを1アクションに抑えた設計が、そのまま件数に表れているとうかがえます。

UGC(ハッシュタグ投稿)の広がり

リポストとは別に、ハッシュタグを付けた投稿も計測しました。
24時間で5,299件です。

推移はリポストとよく似ています。
最初の1時間で約20%、6時間で約58%が投稿され、ピークは同じ9月2日8時台で1時間あたり1,041件でした。
拡散の山とハッシュタグ投稿の山が同じ時間帯に立っており、両者が別々の動きではなく、ひとつの流れの中で並行して起きていたことが読み取れます。

拡散だけで終わらず、ハッシュタグ付きの投稿が5,000件以上生まれた点は、ブランド名の露出という意味で見逃せません。
リポストは他人の投稿を流す行為ですが、ハッシュタグ投稿は自分のタイムラインの側に残ります。

リプライ(応募・応援コメント)の広がり

3つ目の動きが、告知投稿へ寄せられたリプライです。
24時間の集計対象では5,125件を確認しました(取得時点の総数は5,225件)。

こちらも形は同じで、最初の1時間で約19%、6時間で約58%、ピークは9月2日8時台の997件です。
3つのトラックがそろって同じ時間に山を作っており、参加者が拡散・投稿・コメントをほぼ同時に行っていた様子がうかがえます。

リプライは拡散ではなく、告知投稿の下に会話として積み上がるものです。
数が増えるほど投稿そのものの見どころが増え、あとから訪れた人の目にも動きのある企画として映ります。

拡散の担い手

拡散者の傾向を把握するため、今回は青バッジ(有料機能の認証マーク)が付与されたアカウントを抽出して確認しました。
期間内に確認できた母集団は約103件、そのうち内容を確認できたサンプルは99件です。
さらにフォロワー1,000以上に絞り、懸賞専用のプロフィールを除いた45件を主要拡散者として集計しています。
以下の割合はすべて、この45件を母数とした、確認できた範囲での傾向です。

フォロワー規模で見ると、10万を超えるアカウントが1件、1万から10万が13件、1万未満が31件でした。
特定の大型アカウント1件に依存した拡散ではなく、中小規模の層が数で押し上げた構図がうかがえます。

発信ジャンルは、賞品がスナック菓子とビールの詰め合わせであることに合わせて軸を設計しました。
食と酒を日常的に発信する「グルメ・お酒」が45件中9件で20.0%、コスメや旅行など生活実感を発信する「美容・ライフスタイル」が7件で15.6%、「ゲーム・アニメ・エンタメ」が11件で24.4%、いずれにも寄らない「その他・一般」が18件で40.0%という分布です。

この結果は、賞品の性格から素直に説明できます。
菓子とビールは特定の趣味層に閉じた商材ではなく、日常の食卓や家での余暇時間に置かれるものです。
「その他・一般」が4割を占めたことは、特定ジャンルに偏らず幅広い生活者へ自然に広がったと読むほうが実態に近いでしょう。
あわせて、家での余暇時間と結びつきやすいエンタメ系が24.4%を占めた点も、賞品が置かれる場面と重なります。

フォロワー1,000以上の有料ユーザー45アカウントが拡散(最大427,465・うち1万超14件)

※ 期間内に青バッジが103件リポスト。うち99件を確認した範囲の集計です。

発信ジャンルの分布

  • グルメ・お酒20%(9)
  • 美容・ライフスタイル16%(7)
  • ゲーム・アニメ・エンタメ24%(11)
  • その他・一般40%(18)

フォロワー規模の分布

  • 10万フォロワー超1件
  • 1万〜10万フォロワー13件
  • 1万フォロワー未満31件

賞品ジャンルと親和的な発信者:約 60%

Xでの反応

参加投稿を確認できた範囲では、ハッシュタグと画像だけを添えたシンプルな投稿が大半を占めていました。
応募の導線そのものとして使われている形です。

そのなかで、賞品への期待を短く書き添えた投稿も見られました。
ある参加者は「是非とも試したいです」とだけ添えてハッシュタグを付けています。
長い感想ではなく、ひとことの期待が並ぶ形です。
組み合わせの意外性が論じられるというより、菓子とビールという分かりやすいセットに素直な反応が集まった、という質感でした。

考察

この企画で目を引くのは、3つのトラックが同じ時間帯に同じ形の立ち上がりを見せたことです。
リポストは最初の1時間で約17%、ハッシュタグ投稿は約20%、リプライは約19%。
6時間時点でも約55%・約58%・約58%とほぼ並んでいます。
参加者がどれか一つを選んだのではなく、一連の動作としてまとめて行ったと考えるのが自然です。

もう一つは、ブランドを2社並べたことの効き方です。
フォロー対象が2アカウントに増えると、一般には応募のハードルが上がります。
それでも合計8,021件の拡散に届いた背景には、北海道という共通の文脈があったとうかがえます。
菓子メーカーとビールメーカーという業種の違いを産地の話で1本につないだ設計が、参加者にとって説明のいらない組み合わせになりました。

初速の速さも見ておきたい点です。
最初の6時間で過半に達する動き方は、企画そのものの引きに加えて、朝の時間帯に告知が置かれた効果として読み取れます。

同様のキャンペーンを実施するなら

今回のデータから、同様の企画で参考にできる点を挙げます。

  1. 参加条件は1アクションに絞る
    引用が全体の3%にとどまる一方でリポストが7,768件に伸びた事実は、ひとことを求めない設計が件数につながることを示しています。
  2. 朝の時間帯に告知を置く
    3トラックすべてのピークが8時台に立ち、6時間で過半が積み上がりました。
    初速を取りに行くなら、投下時間そのものが変数になります。
  3. 賞品どうしの関係を一言で説明できる形にする
    菓子とビールという離れたカテゴリを北海道という共通項でつないだ点が、組み合わせの納得感を作っています。
  4. 拡散以外の参加経路も用意する
    リポストに加えてハッシュタグ投稿とリプライが5,000件規模で発生しており、受け皿が複数あることで総量が積み上がりました。
  5. 効果測定はトラックごとに分けて設計する
    リポスト数だけを見ていると、今回の1万件を超えるハッシュタグ投稿とリプライが集計から抜け落ちます。

SocialReport でキャンペーンの反響を可視化する

今回の記事で扱ったような、1つの投稿を起点にした拡散の追跡は、SocialReport が直接対応している領域です。
X のリポスト(拡散)調査では、特定ツイートのリポストと引用リポストを自動で追跡し、T+1時間からT+7日までの累積推移、拡散したアカウントの影響力ランキング、引用リポストのポジネガ分布までを1画面で確認できます。
「リポストのみ/引用のみ/両方」の3パターンから対象を選べるため、今回のように引用が全体の3%だったケースでも、内訳を分けたまま集計を保てます。

ハッシュタグ投稿の側は、X のキーワード(投稿)調査でカバーできます。
AND/OR 条件でキーワードを登録すると、投稿数の推移・投稿者ランキング・曜日×時間帯のヒートマップ・ワードクラウドが自動で出ます。
今回のように拡散とハッシュタグ投稿が別々に動く企画では、2つを並べて見られること自体が判断材料になります。
集計結果は約40項目から選べる PDF レポートとして出力でき、パスワード付きの共有 URL でそのまま社内やクライアントへ渡せます。

無料お試しはクレジットカード不要で、登録から1週間利用できます。
登録直後の状態でも、サンプル調査の分析画面をそのまま確認できます。

まとめ

リポスト7,972件という数字は、それだけでも十分な成果として読めます。
ただ、その裏では同じ時間帯にハッシュタグ投稿5,299件とリプライ5,225件が並行して立ち上がっていました。
成果をリポスト数だけで測ると、実際に起きた参加の過半を見落とすことになります。
測る軸を最初から複数持っておくことが、企画の評価そのものを変えます。

※本記事のデータは 2026年09月03日10時時点で X 上の公開情報をもとに SocialReport が集計した非公式の分析です。
リポスト数などの数値は取得時点のスナップショットであり、最新の値とは異なる場合があります。
担い手・参加者の分析は、確認できたサンプルの範囲での傾向であり、全数調査ではありません。


最終更新:2026-09-03

SOCIAL REPORT

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