CAMPAIGN ANALYSIS

ウェルネオシュガー公式X開設記念キャンペーン分析:初日24時間で5,704件の拡散、告知は約64万インプレッション

投稿 2026.10.19 2026.10.22 公開 Social Report編集部

累計リポスト

7,826件

リプライ

450件

インプレッション

640,967回

開設したばかりの企業アカウントが、最初の大型企画でどこまで届くのか。
2026年10月19日に始まったウェルネオシュガーの公式X開設記念キャンペーンは、開始から24時間で5,704件のリポスト・引用を集め、取得時点では告知ツイートのリポストが7,826件に達しました。
新しくXアカウントを立ち上げる企業の担当者にとって、初動の設計を考える具体的な材料になる事例です。

キャンペーン概要

実施したのは、ウェルネオシュガー株式会社の公式アカウント「ウェルネオシュガー【公式】」です。
参加方法は、アカウントのフォローと告知ツイートのリポストの2ステップだけで、抽選で星野リゾート宿泊ギフト券10万円分が1名、Amazonギフトカード5,000円分が100名に当たります。
開催期間は10月19日から11月1日までの約2週間です。

背景には会社の節目があります。
ウェルネオシュガーは2023年に日新製糖と伊藤忠製糖の経営統合で発足した製糖会社で、2026年10月1日には東洋精糖との合併を迎えました。
これにあわせて「“改めまして”のご挨拶」をテーマにした施策を展開しており、公式Xの新規開設と今回のキャンペーンはその一環です。
告知文の「改めて、はじめまして」という言葉には、統合を重ねてきた会社が生活者へ挨拶し直すという意味が込められているとうかがえます。

「カップ印」「クルルマーク」など、スーパーの砂糖売り場でなじみのあるブランドを持つ一方で、社名は2023年に生まれたばかりです。
商品のマークと社名を結びつけてもらう最初の一手として、参加のハードルが低いフォロー&リポスト型を選んだ形です。

結果サマリー

まずキャンペーンの成果です。
取得時点(10月22日)で、告知ツイートのリポストは7,826件、引用リポストは68件に達しました。
告知ツイートには450件のリプライも寄せられています。
開設直後のアカウントが、初回の企画で数千人規模の参加を集めたことになります。

次に、告知ツイート1件としての反応です。
インプレッションは640,967回、いいねは2,418件、ブックマークは761件でした。
インプレッションに対するリポストの割合(拡散率)は1.2%で、リポストがいいねの約3.2倍にのぼります。
リポストがいいねを上回るのは、「見て共感する」よりも「参加する」行動が先に立つ行動喚起型の告知で典型的にみられる傾向です。
ブックマークが761件あることも、締切まで期間のある企画を後で見返す人が一定数いたことを示しています。

キャンペーン成果

参加・拡散の規模

リポスト総数

7,826件

引用RT数

68件

リプライ数

450件

告知ツイートの反応

告知1件としての伸び

インプレッション

640,967回

いいね数

2,418件

ブックマーク数

761件

拡散タイムライン

開始は10月19日の10時です。
最初の1時間は35件と静かな立ち上がりでしたが、11時台に462件、12時台に657件と一気に伸び、この12時台が24時間のピークになりました。
開始から6時間で、24時間分の約41%にあたる件数が集まっています。

特徴的なのは、ピークの後に大きく落ち込まなかったことです。
13時台から21時台まで、1時間あたりおおむね300〜400件のペースが続きました。
昼休み、夕方、夜と生活の時間帯をまたいで参加が途切れなかった様子がうかがえます。
深夜帯にいったん落ち着いた後も、翌朝6時台から9時台には1時間80〜90件前後へ持ち直しました。

24時間の内訳は、リポストが5,655件、引用リポストが49件です。
ほぼすべてが「そのまま拡散する」形での参加で、応募条件をシンプルに絞った設計が数字にそのまま表れています。

リプライ(応募・応援コメント)の広がり

応募条件にリプライは含まれていませんが、告知ツイートには24時間で343件のリプライが寄せられました(取得時点の累計は450件)。
推移はリポストとよく似ており、ピークは同じ12時台の44件、開始6時間で約45%が集まっています。

リポストが「拡散」の動きだとすれば、リプライは会話と反応の広がりです。
条件にない行動を自発的に取った人がこれだけいることは、新しいアカウントに対する関心の厚みとして読み取れます。

拡散の担い手

拡散者の傾向を把握するため、今回は青バッジ(有料機能の認証マーク)が付与されたアカウントを抽出して確認しました。
期間内にリポスト・引用で拡散した青バッジのアカウントは約89件で、そのうち確認できたサンプル87件を分析しています。
フォロワー1,000以上の主要拡散者は47件で、規模の内訳は10万フォロワー超が1件、1万〜10万フォロワーが21件、1万フォロワー未満が25件でした。

発信ジャンルは、賞品(宿泊ギフト券とAmazonギフトカード)とブランド(家庭の砂糖)に合わせて、旅行・食・家族の暮らし・美容という日常の消費に近い軸で分類しました。
確認した主要拡散者サンプル47件のうち、最も多かったのは子育て・家族の暮らしを発信する層で約21%でした。
続いて旅行・おでかけが約13%、美容・コスメが約13%、料理・グルメ・スイーツが約11%です。
これらを合わせると、47件中27件(約57%)が日々の買い物や家族の時間に近い話題を発信する層でした。

残る約43%は、スポーツやゲーム、音楽など特定のジャンルに偏らない一般の生活者層です。
砂糖もギフトカードも誰の暮らしにも関わる賞品なので、この層が厚いことは、関心ジャンルを問わず幅広い層へ自然に届いた結果として読めます。
家庭の台所に近い層を軸にしつつ、その外側にも広がっていく構図が、今回の拡散の形でした。

フォロワー1,000以上の有料ユーザー47アカウントが拡散(最大426,313・うち1万超22件)

※ 期間内に青バッジが89件リポスト。うち87件を確認した範囲の集計です。

発信ジャンルの分布

  • 旅行・おでかけ13%(6)
  • 料理・グルメ・スイーツ11%(5)
  • 子育て・家族の暮らし21%(10)
  • 美容・コスメ13%(6)
  • その他・一般43%(20)

フォロワー規模の分布

  • 10万フォロワー超1件
  • 1万〜10万フォロワー21件
  • 1万フォロワー未満25件

賞品ジャンルと親和的な発信者:約 57%

Xでの反応

参加者の投稿を見ると、目立ったのは賞品よりも商品そのものへの言及です。
ある参加者は、日常的に使っている砂糖の商品名を挙げ、袋の口をしっかり閉められて使いやすいと紹介していました。

ブランドマークで会社を思い出す声もありました。
「カップ印」「クルルマーク」でおなじみの会社として紹介する投稿があり、社名よりもパッケージのマークで覚えられていることが分かります。
オリゴ糖などの機能性素材まで手がけている点に触れ、毎日の食卓を支える会社として好意的に受け止める声も見られました。

「改めて、はじめまして」という呼びかけに対して、参加者が自分と商品との接点を語り返している。
挨拶の企画として、狙いどおりの反応が生まれているとうかがえます。

考察

今回の拡散を支えた要因は、3つに整理できます。

1つ目は、賞品の組み合わせです。
10万円分の宿泊ギフト券という目を引く1等と、5,000円分のギフトカード100名という当たりやすさを両立させています。
リポストがいいねの約3.2倍に達したのは、「自分も当たるかもしれない」と感じさせる設計が参加を後押ししたためと読み取れます。

2つ目は、参加条件を2ステップに絞ったことです。
引用やハッシュタグ投稿を求めず、フォローとリポストだけで完結させたため、24時間の拡散のほぼすべてがリポストという形で積み上がりました。
開設したばかりのアカウントにとって、参加の手間を最小にすることは初動の伸びに直結します。

3つ目は、生活に根づいたブランドの強さです。
社名はまだ新しくても、商品は多くの家庭の台所にすでにあります。
拡散者の約57%が家族の暮らしや旅行、食を発信する層だったこと、反応に商品名やブランドマークが多く登場したことは、その「すでに知っている」関係がXの上でも動き出したことを示しています。
新設アカウントのキャンペーンは「誰にも知られていない状態から始まる」と思われがちですが、生活者向けブランドの場合は、商品の記憶を呼び起こす入口として機能しうる。
現場感覚として、ここは見落とされやすいポイントだと考えています。

同様のキャンペーンを実施するなら

開設記念や社名変更のように「挨拶」から入る企画を考えるときに、今回のデータから活かせるポイントをまとめます。

  • 参加条件は2ステップまでに絞る:今回は24時間の拡散のほぼすべてがリポストで、条件を増やさなかったことが初動の伸びにつながっています
  • 大型の1等と多数当選を組み合わせる:目を引く賞品と当たりやすさを両立させると、いいねより参加が先に立つ告知になりやすくなります
  • ピーク後の時間帯まで見て効果を測る:今回は12時台のピーク後も13時台から21時台まで1時間300〜400件のペースが続いており、初動だけでは企画の力を測りきれません
  • 商品やブランドマークを告知の中で思い出させる:参加者の反応には、社名より商品名やパッケージのマークが多く登場しました
  • 拡散した層の内訳を確認する:届いた層が自社の顧客像と重なっているかを見ておくと、次回の賞品選びの根拠になります

SocialReport でキャンペーンの反響を可視化する

今回のような1投稿の拡散の追跡は、SocialReport のX機能で直接取り組める領域です。
リポスト(拡散)調査では、特定のツイートのリポストと引用リポストを自動で追跡し、時間ごとの拡散タイムライン、拡散したアカウントのフォロワー数による影響力ランキング、引用リポストのポジネガ分布までを一画面で確認できます。

本記事で見たような「ピーク後にどれだけ参加が続いたか」「どんな層に届いたか」も、レポートとしてまとめられます。
集計結果は約40項目から選べるカスタムレポートとしてPDFで出力でき、パスワード付きの共有URLで社内やクライアントへ渡せます。
AI 分析レポートを使えば、実際の集計データをもとに AI が読み解きと考察を文章にまとめます。

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登録直後でも、サンプル調査の分析画面をそのまま確認できます。

まとめ

ウェルネオシュガーの開設記念キャンペーンは、新設アカウントの最初の企画でも、生活に根づいたブランドであれば初日から数千件規模の参加を集められることを示した事例です。
社名を知ってもらう挨拶の場が、商品との接点を語り返してもらう場にもなっていました。
Xアカウントを新しく立ち上げる企業にとって、初動の設計を考えるうえで参考になるデータです。

※本記事のデータは 2026年10月22日10時時点で X 上の公開情報をもとに SocialReport が集計した非公式の分析です。
リポスト数などの数値は取得時点のスナップショットであり、最新の値とは異なる場合があります。
担い手・参加者の分析は、確認できたサンプルの範囲での傾向であり、全数調査ではありません。


最終更新:2026-10-22

SOCIAL REPORT

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